4月25日(土)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第7節
松本山雅FC vs ベガルタ仙台の試合。
前節の山形戦、スコアレスドローで終わり3試合続けて勝ちなし。
6節を終えた時点で、1勝2分け3敗で15位となっている。
そして、ホームアルウィンでのJ1初勝利を目指したこの試合
結果は、1-0で勝利。アルウィンでのJ1初勝利を飾った。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『向こうのストロングなところを抑えること』
→今節の相手・仙台の印象は?
まずしっかりしたブロックを作って、そこから2トップを生かすという形を継続的にやっている。
向こうのストロングなところを抑えること。
攻撃側としては、空間を認知することが必要。
それが攻撃の厚みを生み出すし、大事にしないといけない。
守備側では人とスペースをしっかりと抑えないといけない。
最近そこがルーズで、使われると厳しい。
横着せずにやっていきたい。
松本山雅FC MF 5 岩間雄大
『ウイルソンという強力なFWがいる』
→今節の相手・仙台の印象は?
個人的に公式戦での対戦経験はなかったと思う。
ウイルソンという強力なFWがいて、一人ひとりの能力も高い印象がある。
ボールをつなぎながらも、最後にウイルソンに当ててフィニッシュまで持っていく。
前への推進力が高いチーム。
ベガルタ仙台 渡邉晋監督
『アグレッシブに勢いを持って挑みたい』
→今節の相手・松本について
松本のプレーは、今日のミーティングでも映像で見たが、私も含めて初めてあの場所に乗り込む選手たちが多い。
アウェイの雰囲気にはしっかり備えたい。
アルウィンの雰囲気は間違いなく松本の後押しになるから。
相手を受けることなく、アグレッシブに勢いを持って、肉弾戦に挑みたい。
ベガルタ仙台 DF 33 多々良敦斗
『松本はお世話になったが絶対に勝ちたい』
→今節の相手・松本について
松本はお世話になったクラブだが、ゲームが始まれば対戦相手なので、絶対に勝ちたい。
松本で経験したことはたくさんあって、どれか一つを挙げることはできない。
特にメンタル面で得たモノが多かった。
ハングリーさというか、そこで過ごした時期はうまくいかなかったことも多かったけど、だからこそ、遠周りでも得たモノもまた多かったと思っている。
試合内容
前半は、どちらも好機を作るが得点には至らない。
山雅は、得意のセットプレーでゴールに迫るが、仙台の守備を崩せない。
前半は、一進一退のまま0-0で折り返す。
後半、ついに均衡が破られる。
後半15分、岩沼選手が前線にパスを送ると、ペナルティエリア内でオビナ選手、岩上選手が粘る。
最後は、岩上選手が抜け出しシュート。
ゴール左に豪快に突き刺し。先制に成功する。
追い付きたい仙台は、後半23分ウィルソン選手を投入し、攻撃厚みをもたせ、反撃に出る。
しかし、山雅の守備を崩すことが出来ないまま、試合終了。
山雅が逃げ切り、ホーム初勝利と勝ち点3をゲットした。
試合後の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『勝ったときの喜びもひとしお』
ホームでなかなか勝ち点が取れない試合が続いていたので、非常にうれしい。
あと多々良と山本も活躍しないで感謝している(苦笑)。
→今季、ホーム初勝利だが?
常にプレッシャーがあるのも分かっているが、その中でやるからこそ勝ったときの喜びもひとしお。
我々は、連戦とか夏場の戦いとかを想定してシーズン前から入っているが、この連戦をどううまくやっていくか。
次の試合は、出場停止の選手が出たが、ある意味連戦中に出場停止の選手が出るのは想定内であって、新しい力も必要としている。
短い期間だが、またエネルギーをしっかり溜めてアウェイのG大阪戦、勝ち点を取って帰りたい。
松本山雅FC FW 9 オビナ
『ブラジル時代から連戦は慣れている』
疲れた(苦笑)。
連戦ということで休みがなかったが、ブラジルでも同じように水曜日に試合をして、週末にまた試合という形はよくあること。
慣れているが、次の試合に向けて休むところはしっかり休んで、またエネルギーを蓄えたい。
ベガルタ仙台 渡邉晋監督
『アウェイで勝ち切れない日々が続いている』
我々がこのスタジアムにバスで乗りこんでくる途中に、大勢の仙台サポーターがスタジアムの周りにいた光景を目にした。
遠い長野、松本まで仙台サポーターが来てくれたこと
そのサポーターに勝ち点3を届けられなかったこと
非常に悔しい思いをさせてしまって、申し訳ない気持ちと残念な思いでいっぱい。
なかなかアウェイで勝ち切れない日々が続いているが、なんとしても今日は粘り強く戦った先に、勝ち点3を取れるような戦い方をしたいと思っていた。
ベガルタ仙台 DF 33 多々良敦斗
『だからこそ悔しさしかない』
絶対に勝ちたかった。
懐かしいスタジアムで、多くの人から声を掛けてもらった。
あらためて『良いところにいたんだな…』と思った。
だからこそ悔しさしかないし、もっと成長しないといけないと感じた。
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