3月14日(土)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第2節
松本山雅FC vs サンフレッチェ広島の試合。アルウィンには17091人の観衆が集まりました。
しかし、結果は1-2の敗戦でした。
試合後のコメントで広島の森保監督に「松本で勝利するのは至難の業」と言わしめた試合を振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『攻撃のバリエーションが豊富で、守備も堅実』
→今節の相手・広島の印象は?
J1の中でも異質なチームという印象だ。
やはり強い相手であることは間違いない。
攻撃のバリエーションも豊富で、ディフェンスの堅さ、堅実さはJ1でもトップクラス。
当然ながら、相手のストロングな部分を抑えて、恐れることなく自分たちの良さを100%出していきたい。
胸を借りるつもりで挑みたい。
松本山雅FC DF 3 田中 隼磨
『ターニングポイントになる試合だと思う』
→今節・広島戦について
戦術面で詳細は言えないが、ターニングポイントになる試合だと思う。
『松本は手ごわい』とJ1チームに思わせるためにも重要になる。
先を見据えるのではなく、目の前の試合に集中したい。
オレたちは強くもないしうまくもない。
あきらめずに最後まで全員で攻守に頑張る部分で負けていては話にならない。
その部分で強みを出していきたい。
サンフレッチェ広島 森保一監督
『まさにどアウェイの中で戦わないといけない』
→今節の松本戦について
まさに“どアウェイ”の中で戦わないといけない。
松本の選手たちがサポーターの素晴らしい後押しを受けて普段持っているモノ以上の力を出してくると思うので、われわれも覚悟して戦わないといけない。
僕も仙台時代(02年)にJ1で初めての試合を戦ったことがあるが、本当に死に物狂いだったし、松本もアグレッシブに来るだろう。
そこで絶対に負けないように良い準備をしたい。
サンフレッチェ広島 FW 11 佐藤 寿人
『松本の雰囲気は相当すごいと思う』
松本戦に勝たないと、開幕戦の勝利は意味のないモノになってくる。
上に行くために連勝して、第3節のホーム浦和戦を迎えたい。
ただ、松本の雰囲気は相当すごいと思う。
完全アウェイという中での試合になると思うが、でも、やりにくさよりやりがいのほうが大きい。
松本は開幕戦で手ごたえも感じていると思うし、本当に手ごわい相手だと認識して臨みたい。
試合内容
記念すべきホームJ1ホーム開幕戦。
前半始まってすぐの7分に広島に先制を許してしまう。
しかし、アグレッシブな姿勢は変わらない。
前半12分、PKを獲得する。
キッカーは、オビナ選手。GKの逆を冷静につ突き、ゴールの右に蹴り込んで同点に追い付く。
広島の巧みなパスワークに対しても粘り強いディフェンスで応戦した。
しかし、前半アディショナルタイムに森崎浩司選手に直接FKを決めれらてしまい、1点ビハインドで前半を折り返す。
後半は、広島の背後を取るシンプルな攻撃に活路を見いだしたが、GK林選手の好守に阻まれて広島のゴールをこじ開けることが出来なかった。
そして、試合終了。
結果は、1-2で敗戦。J1初勝利は、持ち越しとなった。
試合後の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町 康治監督
『最後まで死力を尽くして頑張ってくれた』
寒い中、熱い試合ができて良かったと思う。
結果は寒いという言い方になるかもしれないが、死力を尽くした結果。
また次に向けて良い準備をしていかないと。
やはり見ていただいても分かるように実力の差はあるが、それを埋めるためにいろいろ努力してやってきたが、私の知恵が足りなかったという話だと思う。
交代選手も含めて最後の最後まで死力を尽くして頑張ってくれた。
この悔しさを次にぶつけないとこの敗戦の意味がないモノになるから、週中に試合もあるが、頑張っていきたい。
……優等生っぽい会見だった(苦笑)
松本山雅FC MF 6 岩沼 俊介
『辛抱強く守ることができていた』
前節・名古屋戦では2点リードしている状況から追い付かれたという展開だったが、そのときに比べると辛抱強く守ることができていた。
チャンスも終盤にはしっかり作ることができて、最後決めれば勝てる試合も増えてくると思う。
サンフレッチェ広島 森保一監督
『松本で勝利するのは至難の業』
松本で勝利するのは至難の業だと、いまも思うし、試合前にも覚悟してわれわれはここにいた。
その中で、選手、クラブ、サポーターが一体となって、完全アウェイの地で勝ち点3を取れたことが何よりも良かった。
試合は理想的な展開で入りに先制点が取れて、そこからはもう少し長い時間そのままの状態で続けられればもっと良い展開になったと思うが、すぐに失点してしまって松本の勢いを感じた。
ただ、選手は追い付かれてもイーブンだということで、焦らずに冷静に試合を進めてくれたことで、前半終了間際の得点につながったと思う。
得点に関しても、(森﨑)浩司、塩谷をはじめ選手がコツコツと毎日FKの練習をしていることが、本番で結果につながって本当に良かったと思う。
サンフレッチェ広島 MF 8 森﨑 浩司
『自信になる試合だったと思う』
個人としてもチームとしても自信になる試合だったと思うので、これを続けていきたい。
スタジアム、サポーターも含めて強い圧力を感じる厳しい試合をモノにするためには、セットプレーが大事になると思っていた。
これからもキックの質を磨いていきたい。
[ad#ra-1]