2戦連続のホーム戦となったヴィッセル神戸戦。
日本版バルサがアルウィンにやってきました。
前節の川崎戦は、枠内シュート0本と王者フロンターレに完敗でした。
試合後に反町監督も「エコノミークラスの我々が勝つのは大変だなというのが正直な感想です。」とコメントしていました。
この試合もエグゼクティブクラスの選手が集まっているヴィッセル神戸との戦いです。
ワールドカップ優勝メンバーや日本代表選手たちに山雅の選手がどう立ち向かっていくのか。
楽しみな一戦となりました。
山雅の選手たちは、前節とは見違えるほどのプレイでヴィッセル神戸相手に勝利を掴み取りました。
イニエスタ選手の年俸だけで山雅の年間予算を超えてしまうようなチームに勝利です。
久々の山雅劇場ではなかったのではないでしょうか。
まさか勝つとは思っていませんでした。
皆さんの試合前の予想はどうでしたか?
この結果を予想していた人は少なかったはずです。
この試合のマッチレビューをヴィッセル神戸、松本山雅、お互いのファン・サポーターに聞いてみました。
目次
両サポーターが試合を見て感じたこと
山雅は、前節の川崎戦からスタメンを2人入れ替えて試合に臨みました。
- セルジーニョ →中美
- エドゥアルド →飯田
中美選手と飯田選手が今季初スタメンでの出場でした。
その起用が見事ハマった試合でした。
前半13分に宮阪選手のゴールで先制すると、43分には飯田選手がゴールを決めて2点リードします。
宮阪選手は、2015年の横浜戦以来1365日ぶりのJ1ゴールでした。
飯田選手も2015年の鹿島戦以来のゴール。
初スタメン即ゴールは、FWみたいな活躍でしたね。
センターバックでも奮闘していました。
反町監督の采配がハマった形でした。
今週の韋駄天前田選手のスプリント回数は44回でした。
2位に田中隼磨選手!
おそらく初瀬選手とマッチアップしたからでしょう。
若手と引けを取らないこのスプリント力に脱帽です。
この試合、中美選手の献身的な前線からの守備が光っていました。
反町監督が言う「山雅らしさ」を体現してくれていました。
引いて守る中で効果的に相手にプレッシャーをかけ続けていました。
今節の総走行距離でも全体で3位!
- 1位:12.805km 三好 康児 MF (横浜FM)
- 2位:12.742km 松原 健 DF (横浜FM)
- 3位:12.712km 中美 慶哉 MF (松本)
- 4位:12.627km 前田 大然 FW (松本)
- 5位:12.409km 松本 泰志 MF (広島)
前田選手より走っていたことに驚きです。
去年の大宮戦での退場をこの試合でキッチリ精算できたのではないでしょうか。
試合後の中美選手のインタビューが印象的でした。
今まで外から見ていて、松本山雅らしさが薄いな感じていた。
とにかくチームが勝つことだけを考えてプレーできた。
ピッチやベンチの外でこの試合を見ていた選手が何かを感じて競争することで、チームは強くなっていくと思っている。
山雅のスタイルにどっぷり染まってた中美選手!
もう馴染めてないって言わないで、思いっきり先輩風を吹かせてほしいですね。
神戸相手に2点取れたのは上出来でした。
セットプレーで何度か山雅の選手がフリーになる場面があったので、反町監督が神戸の守備に穴を見つけていたはずです。
アクチュアルプレーイングタイムが56分と短いことからも、想定通りの試合運びができたことが分かります。
※神戸の平均アクチュアルプレーイングタイムは63分前後
それにしてもまさか勝てるとは思っていませんでした。
ツイッターでのアンケート結果もこんな感じです。
神戸戦お疲れ様でした!
結果は山雅の勝利でしたが、まさか勝つとは、という気持ちです。皆さんは今日の試合をどんな風に見ていましたか?
#yamaga #松本山雅 #拡散希望#RT拡散希望— OneSoul 松本山雅応援 (@OneSoul1965) 2019年4月6日
今週はわれわれらしさを取り戻そうということを前提に、短い時間ですがチームを構築してきました。もちろん相手のスカウティングもした中ですが、われわれのほうに力点を置いてやってきたつもりです。少し荒療治を用いた部分もありますが、それがチームのプラスになると捉えてやってきました。われわれは勝つときに完勝はないわけですが、この試合に辛勝とはいえ結果として出せたことを非常にうれしく思っています。
J1の舞台では、こうやって勝点を取っていくしかないという感じもします。インテンシティーとクオリティーと話していますが、インテンシティーについてはやれても、まだまだクオリティーについては神戸さんとは雲泥の差があるのは否めないと思います。それでも同じ飛行機には乗っていますし、エコノミークラスがファーストクラスに勝つことはできるわけです。本当に、はいつくばっての勝利かもしれませんが、こういう試合を続けていかなければいけません。
≫ 今季リーグ戦初先発となった中美 慶哉と飯田 真輝の起用意図については?
いろいろな選択肢がある中で調子の良い悪いなど、いつもフラットに見ているつもりですが、その中でもわれわれはわれわれ流の戦いがあります。それで昨季もJ2の一番上に行くことができたわけです。今季は残念ですけど、そういうところが薄れてきた。われわれはJ1に慣れてしまって、18分の1のような戦いをしてしまうと、まったく歯が立たないということです。ですから自分たちのオリジナリティーを出せるようにすることと、ある意味でわれわれの意地ですね。ほとんどの皆さんは神戸が勝つと思って見ていたかもしれませんし、(アンドレス)イニエスタの華麗なプレーは僕もベンチから「違うな」と思っていました。それでもイニエスタをリスペクトするのではなく、しつこくボールを奪いにいけば奪えるわけです。神戸も後半はまったく違うスタイルでやってきて、どこのチームも理想と現実を踏まえて必死なんだなと感じました。われわれはそれ以上に必死にやらないといけないと学ばされたゲームでもありました。これからわれわれも自分たちの持てる力を最大限に出していきたいですし、最大限に出さないと1試合も勝てないということを前提にやっていきたいと思います。週中にはルヴァンカップもあるし、週末にはアウェイで湘南戦があるので、しっかり気を引き締めて見直していきたいと思います。
引用元:
Jリーグ公式
スポーツナビ
前半の私たちの戦い方ですが、考え方として間違っていた部分がありました。相手が引いているわけですからスペースがない中で、不必要なほどサイドチェンジを繰り返していたと思います。10人で守る相手を崩すことは簡単ではありませんが、失点場面も普段ではないようなミスがあり、2失点目により相手にとって試合を単純にしてしまいました。ただ、後半はエネルギーを取り戻して多くの決定機を作り出し、出来過ぎと言える内容だったと思います。
≫ ルーカス ポドルスキを遠征に帯同させなかったのは?
ポドルスキについては、ももの裏に違和感があるということでメンバーには入れませんでした。その上で、われわれとしては前川(黛也)が活躍していたこともあり、その流れを継続して戦ったほうがいいという判断でウェリントンを起用しました。
≫ ダビド ビジャの負傷交代については?
まだ私も詳しい説明を聞いていませんが、ケガではなく、違和感が膨らんできたということでの途中交代だと理解していただければと思います。
松本 | スタッツ | 神戸 |
32% | ボール支配率 | 68% |
13 | シュート | 13 |
4 | 枠内シュート | 7 |
120.8km | 走行距離 | 111.1km |
176 | スプリント | 151 |
224(62%) | パス(成功率) | 637(83%) |
1 | オフサイド | 2 |
15 | フリーキック | 14 |
7 | コーナーキック | 7 |
0 | ペナルティキック | 0 |
警告:1 | 警告・退場 | 警告:2 |
松本山雅サポのマッチレビュー
いつもより観客が多かったアルウィン。
神戸相手というのもあるでしょう。
私も含めて多くの人が、イニエスタ、ビジャ、ポドルスキを見たいんです。
日本代表の西と山口など日本人の良い選手も揃っています。
戦力差は反町監督も感じていたはず。
そのため、かなり守りの意識は高かったです。
ディフェンスラインを上げて、積極的にプレスをかけて守っていました。
前線は早めにプレスをかけて、ミスを誘う作戦に見えます。
先制したのは松本。
宮阪のフリーキックがそのままゴールに入りました。
これはゴールキーパーのミスかなと思いましたが、選手がブラインドになってそうですね。
とにかく、これで良い流れになるかなと思いました。
その後も相変わらずボールを持たれますが、松本もプレッシャーをかけます。
2点目もセットプレーからでした。
左に展開してクロスを上げると、飯田がニアに飛び込んでヘディングシュート。
良い形で得点が入り、これはいけると思いました。
後半に入ると神戸が攻めてきます。
サイドを大きく使ってくるようになりました。
松本の選手はボールを追いますが、前半からかなり走っているのでスタミナが心配でした。
何とか守っていましたが、ウェリントンにヘディングでゴールを決められます。
彼の持ち味が出ていた得点だと思います。
後半も半分が過ぎたころ、少し疲れてきたのか動きが鈍くなってきたかなと感じました。
押される展開が続きますが、なんとか守っています。
しっかり守っていたので、あまり怖さは感じませんでしたね。
逆に3点目を取れそうでしたが、相手キーパーのナイスセーブ。
なんとか守りきって勝利。
格上相手に勝てましたし、おもしろい試合を見れたので満足です。
ホームの松本山雅にとっては連敗を脱出した相手が強豪・神戸になったことは最高のプランニングになったと思います。
「J1という大海原でもやっていける」という手ごたえを掴んだ最高の一夜になったと思います。
とにかく先制点を挙げたことがすべてでした。
神戸に先制されると攻めにいって、奪われてカウンターで大差で負けても不思議でないほどの相手ですから。
山雅にとっては1点取って、追加点を取れたのはまさに理想通りのプランとなりました。
ホームサポーターの声援を受けながら、意思をもった連動したプレスは素晴らしかった。
球際やセカンドボールの予測や回収も迫力がありました。
「神戸がやりたかったことを絶対にやらせないんだ」という1人1人の気迫が勝利を引き寄せたし、反町監督の手腕もブラボーでした。
ヴィッセル神戸のビジャ選手が負傷交代するなどのアクシデントはあったものの、松本山雅としては会心のゲームになったと思います。
先制点は相手キーパーの判断ミスのところもありますが、前半から受け身に回らずに積極的に攻め込んでペースを掴んだことで得たセットプレーだったので、十分評価されるべきです。
先制した後も攻め続けて前半のうちに追加点が取れたことが勝利に繋がりました。
後半は防戦一方になりましたが、むしろ松本の良さが出たと言えます。
1点は失ったものの体を張った守備と、効果的なカウンターで完全に相手のペースにさせることなく試合を終わらすことができたのは良かったです。
試合終了後の喜び方が苦しいゲームだったことを証明しています。
でも、大きな自信になる1勝以上に価値のある勝利になったと思います。
調子の上がっていたスター軍団神戸にホームの松本が競り勝った1戦でした。
今節の松本は攻撃での見せ場も多く、試合内容でも神戸と互角以上の戦いをしていたように思います。
松本は早い時間帯で先制点をとれたのが良かったと思います。
先制点は宮阪選手のフリーキックでした。
宮阪選手は、前所属の山形でもフリーキックからの得点を度々叩き出し、その腕前は知られていました。
この試合でも大仕事をやってのけています。
松本は最小失点に抑えた守備陣も評価できます。
スター軍団神戸相手に1点こそ失ったものの、そこから崩れることなくリードを守りきりました。
前節までは内容的にも乏しい敗戦が続いていましたが、今節は松本にとって結果も内容も伴った素晴らしい試合になったと思います。
この試合は審判がかなり批判されていました。
試合自体は松本の選手は単純に頑張ったと思います。
でも、PKをとるかどうか、ファールを取るかどうか、全体的に見てフェアな感じはしませんでした。
ゴール取り消しも微妙です。
松本の選手は、よく動いていましたし、神戸と実力差があるという感じもしませんでした。
ゴール自体は完璧な良いゴールでした。
ヴィッセル神戸は、完璧なスタメンではありませんでしたし、ゴールキーパーの対応の甘さが試合の序盤では感じました。
アルウィンの雰囲気、応援歌は相変わらず心地よかったです。
対戦相手の印象
両サポーターに相手チームの印象を聞いてみました。
山雅サポから見た神戸の印象
山雅が激しくプレスをかけていったのに対して、神戸はポゼッションで優雅にサッカーをしていたような印象があります。
ヴィッセル神戸の印象は、ルーカスポドルスキ選手もいませんでしたし、ダビドビジャ選手も早めに交代してしまいました。
その中でやはり輝いていたのはイニエスタ選手。
惜しいシュートもありましたし イニエスタ選手がボールを持つと、どのタイミングでボールを出すのか選択肢が日本人に比べて一気に増える印象がありました。
やはりホームゲームではなく、アウェイということで多少後押しするなにかが足りなかったように感じます。
ダビドビジャ選手が早めに交代してしまったり、ポドルスキー選手がいなかったり、全体的にパズルのピースが揃っていない感じもしました。
山口蛍選手はフィットしていて良い動きをしていました。
タレント揃いの素晴らしいチームという印象です。
最近では、チーム内の連携も増してきているように感じています。
イニエスタ選手、ビジャ選手、サンペール選手など外国人枠だけでもとても豪華な顔ぶれです。
それに加えて、山口選手や西選手などの日本代表選手や三田選手や古橋選手など代表でこそないまでも力のある選手も揃っています。
そして、最近では連携も強まってきておりチーム力がとても上がってきています。
リーグ制覇も視野に入ってきていると思います。
外国人選手が多いことに批判的な意見もありますが、こういうチームがひとつあるとリーグはとても盛り上がると思います。
数年後にはJリーグを引っ張る存在になるポテンシャルを秘めたチームという印象です。
随所に目指すサッカーが見られましたが、この試合に関して言えば少し体が重かったのかなという印象があります。
松本が激しいプレッシャーで好きにさせなかったということはあると思います。
本来はもっと鮮やかな攻撃が期待できるチームだと思います。
ウェリントン選手を入れたことで、攻撃がパワフルになったことは怖かったです。
それは本来神戸が目指すサッカーではないはずなので、その辺の臨機応変さはまだ足りていないようです。
バルセロナ化という途方もない計画は着実に前に進んでいるようで、選手に顔ぶれだけではなく選手の意識も変わってきているようです。
個々の個性が際立っているチームですので、対戦相手でなければ華もあり観ていて楽しいチームでした。
神戸にとって前節は自慢の攻撃力でガンバに逆転勝ちし、自信を持った状態でアウェーの松本に乗り込んだと思います。
「昇格組だし、松本山雅なら問題なく勝てるだろう」という驕りや慢心がもしかしたら神戸のチーム全体にあったのかも知れません。
アクシデントでビジャが前半途中でまさかの負傷交代、交代枠を消費し、プランにやや狂いが出たその直後に2点目を献上したことを考えると、結果的に勝敗に影響したことは否めません。
主力のポドルスキもベンチ外でした。
それでも神戸の攻撃は得点の匂いが感じましたし、その中心にイニエスタがいたことは間違いありません。
サイドの西のゲームメイクやダンクレーのパスセンスなど随所に個の力のある選手は脅威でした。
次回対戦では簡単にいかないでしょう。
とにかくメンバーが豪華だなと思いました。
ポドルスキはベンチ外でしたが、元スペイン代表のビジャとイニエスタ。
他にも良い選手が揃っていて、選手の名前では完全に負けているなという感じです。
ポゼッションサッカーを掲げているだけあって、ボールをつないできます。
しかし、ボールを保持されていても、怖さはあまりなかったです。
松本の守りが固いのも理由ですが、危険だなと感じることが少なかったです。
相手ゴールキーパーの前川は、今日は安定していなかったと思います。
これはチャンスだなと思いましたから。
何度かスーパーセーブもありましたが、不安定な場面が目立ちました。
神戸の選手は個々の力は素晴らしいのですが、松本が早めにプレスをかけていたので良さが出ていませんでした。
ボールロストも多かったように感じます。
名前でおじけづきそうになりますが、そこまで恐れなくてもよいのかなと思いました。
ベストメンバーが揃ってたら、試合展開も変わっていたかもしれませんけどね。
対戦相手で気になった選手
相手選手で気になった選手を聞いてみました!
イニエスタはうまいなと感じました。
ボールを奪いにいくことができませんし、パスのアイデアが豊富です。
そこを通すのかと驚くことも何度かありました。
イニエスタ選手の名前を挙げないわけにはいかないでしょう。
19時のナイトゲームにかかわらず2万人近くの観客を集めたスター性。
視野の広さと動きの質の高さ、パスの巧みさは見ているとまるで芸術品のようです。
スピードは平均的でも緩急つけたドリブルで相手をはがしたり、オフザボールでのスペースを作る動き、長短の気の効いたパスの精度、サイドでのパス交換からの攻撃パターンの演出は流石だなと思いました。
彼をマークするのはもちろん、彼にボールを入れさせないというのがベストな対処策だと思います。
イニエスタ選手は違いを感じる選手です。
足元に収めて、どこにボールをどのタイミングで出すのかという選択肢がとても多いです。
前後、横にも目があるようでキープしたり、直線的なパスを出したり、タイミングをずらしたり選択肢の多さにとても驚きます。
古橋選手です。
この試合でもウェリントン選手の得点をアシストしています。
神戸はどうしても外国人選手に目がいきがちですが、そんな中でも堂々とプレーしており特に今シーズンが始まってからの活躍は目覚ましいものがあります。
昨シーズンまではJ2リーグの岐阜でプレーしていました。
当時からその片鱗は感じていましたが、今シーズンはイニエスタ選手など外国人スター選手ともプレーのイメージが共有できており、今年大ブレイクを予感させるような選手で気になります。
古橋選手もかなり動き回っていて目立っていました。
体がとても強くてというような印象はありませんがとにかくいろんな場所に顔を出して精力的に動き回っていたのが印象的でした。
この試合は山口が目立っていたと思います。
ボール奪取力は抜群でしたし、ポジショニングもいい。
縦パスも積極的に狙っていて、前よりも成長を感じました。
良い選手はたくさんいるので、シーズン序盤には上位にいそうだなと思いました。
途中出場のウェリントン選手が印象的でした。
ゴールを決めたことはもちろんですが、ずっと存在感を出していて脅威になりました。
神戸の外国人選手は世界的に実績十分過ぎるので彼の出場機会は限られていますが、ウェリントン選手もJリーグでは結果を出す選手です。
使われないのは勿体なく、移籍した方が良いのではないかとおせっかいにも思ってしまいました。
それくらい彼のプレーは良かったですし、表情にこのチャンスを逃してはいけないという悲壮感が出ていたのが記憶に残りました。
Jリーグジャッジリプレイの見解
今週のJリーグジャッチリプレイが更新されました。
神戸戦で起こった2つのプレイが取り上げられていました。
- 前半13分 中美選手がオフサイドでは?
- 後半72分 ウェリントン選手のゴール取り消し
中美選手のオフサイドの件は、中美選手はプレイに関与しておらず、オフサイドではない。
よって、ゴールは認められるという結論でした。
宮阪選手が蹴ったボールが中美選手の頭上を通過したとき、仮にジャンプしても届かない軌道であったことがオフサイドではない理由でした。
CKからのウェリントン選手のゴール取り消しの件は、神戸の大崎選手が橋内選手、飯田選手をブロックしたことによるファウルということでした。
なので、ノーゴールは正しい判断でナイスジャッチという結論でした。
よく見ると橋内選手が引っ張られていたので、完全にファウル。
この件については、JFAの上川さんが「電話で実際に主審から判定の理由を聞いた」とおっしゃっていました。
ウェリントン選手をフリーにするために大崎選手のプレイがファウルの対象だったので、ヘディングする前に主審が笛を吹いたのも納得です。
MCの桑原アナが「これで日本のレフリーのレベルが低いと広められてしまうのがすごく残念だ」とコメントしているのが印象に残りました。
当事者はちゃんとJリーグジャッチリプレイを見たうえでリアクションするべきではないのかな?
もう一つの疑惑のプレイである中美選手のハンドの件は、取り上げられていませんでした。
次節にむけて
今節はいい意味で空気を読まない山雅が見れました。
山雅が持っていたハングリー精神で、ジャイアントキリングを達成!
連敗も3で止まりました。
ただ後半の失点は残念です。
ウェリントン選手は散々J2でやられてきた相手です。
後半の神戸の攻め方は、いつの日のアビスパ福岡のようでしたから。
勝手知ったる選手だっただけに押さえてほしかったですね。
あと山雅が勝つと周辺がざわつくのはなぜでしょうか。
上田主審とか、三木谷さんとか、VARとか…
今週のJリーグジャッジリプレイで取り上げらること間違いなしの事案です。
※Jリーグジャッジリプレイってどんな番組?
ただ試合自体が荒れなかったのは良かったです。
両チームとも最後までクリーンに戦ったことは評価されるべきだと思いますよ。
去年の清水エスパルス戦のような乱闘にならずに良かった。
リージョ監督も大人の対応でした。
皆さん試合をご覧になられたと思いますし、皆さんもいくつかの基準を持って起こった事について判断される事だと思います。
ここで私が何かコメントすることが日本サッカーのためにもヴィッセル神戸のためにもならないと思うので、コメントは差し控えたいと思います。
ちなみに上田益也主審は、2017年に起こったユニホーム交換騒ぎの岐阜戦でも主審でした。
次節は、ルヴァンカップのジュビロ磐田戦、リーグ戦は湘南ベルマーレ戦です。
ルヴァンカップは、全チームが勝ち点3で並んでいます。
グループリーグ突破には勝利が絶対必要です。
ジュビロ磐田も今節湘南に勝っているので、勢いそのままにアルウィンに来そうです。
山雅はターンオーバーするはずなので、神戸戦で出場機会がなかった杉本選手や塚川選手に期待しています。
湘南戦は、今まで2勝しかできていません。(2勝4分5敗)
しかもJ1、J2合わせてもリーグ戦では1度も勝てていない難敵です。
湘南の壁を超えることができるかがポイントです。
今までとは違うぞ!っていう試合にしてもらいたいです。
前節:川崎フロンターレ戦【J1第5節 2019年3月31日】
次節:湘南ベルマーレ戦【J1第7節 2019年4月14日】