松本のシンボルである国宝松本城。信州路旅行の旅程にぜひ入れたい観光スポットです。
松本城は、戦国時代には珍しい平城で、立ち寄りやすい国宝のお城です。
春の桜に始まり秋の紅葉まで、季節に合わせた佇まいも魅力です。貴重な体験ができる松本城を紹介したいと思います。
松本城ってどんなお城?
松本城は、現存する天守として姫路城、彦根城、犬山城に並ぶ国宝の名城です。
五重六階の黒塗りの天守が特徴で、北アルプスや美ケ原高原の山々を背景に佇む堂々とした姿が印象的です。
城の周りをお堀が囲い、辺りは庭園となっています。
天守内への観覧が可能で、戦国時代の城の様式を体感することができます。
大天守閣は、五重六階の天守としては日本最古とされています。
天守閣などの主要建築物は、明治維新後の廃城令による解体の危機に遭いましたが、地元の有力者の尽力により難を免れ、その後幾度か大修理を施されて現在に至ります。
松本城は1930年(昭和5年)国指定史跡に指定され、1936年(昭和11年)に大天守・乾小天守・渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓の5棟が当時の国宝保存法により国宝に指定され、太平洋戦争終戦後の1952年(昭和27年)文化財保護法により改めて国宝に指定されています。
現存建築物は、国宝に指定されている大天守閣・乾小天守閣・渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓の5棟、二の丸の御金蔵、石垣、堀、土塁、1990年(平成2年)に復元された黒門、1999年(平成11年)に復元された太鼓門があります。
松本駅から徒歩15分。市街地にありアクセスも良好
松本城の所在地は、長野県松本市丸の内4-1
電車利用の場合は、松本駅から歩いて15分の距離にあります。
駅からは周遊バスが出ており「タウンスニーカー」北コースのバスに乗車「松本城・市役所前」で下車します。約10分です。
車の場合は、長野自動車道松本ICから約15分。
国道158号で松本市街地方面へ約3kmです。市営の松本城大手門駐車場が徒歩5分の場所にあります。
天守閣および本丸庭園内の観覧料(松本市立博物館との共通券)は、個人は大人610円、小中学生300円です。小学生未満は無料です。
開城日は、年末年始(12月29日から1月3日まで)を除き無休です。
開城時間は、8時30分から17時00分まで(最終入城は、16時30分まで)となりますが、ゴールデンウィーク期間中や夏季期間中は観覧時間を8時00分から18時00分まで(最終入城17時30分まで)延長になります。
詳細につきましては松本市のホームページをご確認下さい。
天守に登れば、戦国時代にタイムスリップ
見どころはやはり松本城天守の観覧です。観覧所要時間は45~60分くらいです。
観覧には急な階段の上り下りが必須ですので、ご年配の方やお子さんは注意が必要です。
連休や行楽シーズンは混み合い、安全確保のため入場制限されることもあります。
大天守と乾小天守、それらをつなぐ渡櫓は戦国時代に建てられた連結式天守で、石落しや狭間といった戦いのための設備が多く、窓は少なく、守りが堅固な構造となっています。
辰巳附櫓と月見櫓は、平和な時代に増築された複合式天守と呼ばれ、戦いの備えはなく優雅な造りとなっています。
戦国時代を感じる石落や鉄砲狭間など、敵の侵入を防ぐ造りが見どころで、正にタイムスリップ感を味わえます。
また、天守から見るアルプスを背景に広がる街の景観が壮大で、この眺めを当時も愛でていたのだろうかと思うと感慨深い物があります。
松本城周辺には観光スポットが満載
山々の風景美が魅力的な松本市。そのシンボル的な存在の松本城は、信州への旅路の際にぜひ立ち寄りたい観光スポットです。
また、松本市周辺には温泉地や観光スポットが沢山あります。
松本にほど近い穂高には、わさび園や美術館などのアート関連スポットが点在します。
足を延ばせば上高地や乗鞍高原、浅間温泉、美ヶ原高原と見どころが満載です。
ぜひ、信州にお越しの際は楽しい思い出を作ってください。
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