6月20日(土)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第16節 川崎フロンターレ vs 松本山雅FC の試合。
前節のFC東京戦は、前半のうちに2点を先制される苦しい展開となり、後半に大久保選手の得点で1点を返すも1-2で敗戦。
リーグ戦3連敗となり、なんとしても勝利がほしい川崎フロンターレとの戦い。
昨年まで山雅のエースとして、幾度となくファン・サポーターを沸かせた船山選手との再会。
結果は2-0で敗戦。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
川崎フロンターレ 風間八宏監督
『少しずつ選手が戻って来ている』
→2週間空いたが?
少しずつ選手が戻って来ているというのもあるし、試合だけに追われているとできないところの整理がみんなできたと思う。
順調にいけたのかなと。
→試合が続くと課題にも取り組めない?
もちろん、試合を追っかけなければいけないので。
その中でもウチは若い選手もたくさんいるので、練習、試合、練習とやっていかなければいけない。
良い期間だったのではないか。
川崎フロンターレ DF 8 小宮山尊信
『向こうの土俵でやらないように 』
→今節・松本戦では田中とのマッチアップだが?
相当走ってくると思うし、やり続けてくる人。
一瞬も気を抜かずに集中して戦いたい。
横浜FMで3年くらい一緒にやっているけど、当時から変わらない。
ひたすら走ってくる。
あれだけやり続けられると相当イヤ。
こっちも強みはたくさんあるので、向こうの土俵でやらないように戦いたい。
松本山雅FC 反町康治監督
『川崎Fはウチと対極にあるチームだ。一発で仕留めてくる力を持つ選手が多い』
→今節の相手・川崎フロンターレの印象は?
七変化という印象だが、やろうとしていることは一緒。
その意味で川崎Fは川崎Fだ。
ウチと対極にあって、力があるので、押し切ることができる。
カップ戦含めて21試合で無得点に終わったのは3試合だけ。
保持率も7:3くらいで差が付くのではないか。
前線にも大久保やレナトなど一発で仕留めてくる力を持つ選手が多い。
船山以外は(苦笑)
松本山雅FC GK 1 村山智彦
『別に名前でサッカーをするわけではない』
→今節の相手・川崎Fといえば攻撃陣が特長だが?
もちろん相手の攻撃陣は、名が知れている選手しかいないが、別に名前でサッカーをするわけではない。
自分たちがやるべきこと、やらなければいけないことは明確になってきている。
ボールを持たれる時間が長くなることは想定内と割り切ってやることで、うまく自分たちの守備にハメて、持たれるというより持たせるという戦いができれば。
試合内容
試合序盤から川崎に押し込まれ試合を支配された山雅。
川崎は、流動的なポジションチェンジで山雅の守備をかく乱し、細かいパスワークで守備網を崩す。
すると、前半45分。
ペナルティエリア右から船山選手がふわりとしたクロスボールをゴール前へ上げる。
それをレナト選手が頭で合わせて、先制される。
後半に入り、山雅も反撃に転じる。
しかし、後半20分。
エウシーニョが狙い澄ましたシュートをゴール右上に突き刺し、追加点を奪われる。
猛攻空しく、そのまま試合終了。
粘り強い守備を見せたが、力尽きて4連敗。
試合後の監督・選手のコメント
川崎フロンターレ 風間八宏監督
『驚きがあるプレーをたくさんしたい』
得点はちょっと足りなかったが、久しぶりにわれわれの普通のサッカーができたというのが感想。
われわれの出して動く、それから相手よりも先にパスコースを作ってしまうということを忠実に全員がやればああなるということはみんなも分かっていること。
ただしどこかで、多少のおごりとは言わないが、選手も含めてけが人も含めて、そこのところのリズムがなかなか出なかった。
ただ、ここ2週間あったので、そういう意味ではそこを徹底して、みんなに意識を取り戻してもらおうと。
それを選手が忠実にやってくれたと。
やっぱりこれだけのサポーターがいつも詰めかけてくれるから、もちろん勝つことが重要だが、それ以上に驚きがあるプレーをたくさんしたい。
そういう意味では、1点目は良かったと思う。
川崎フロンターレ FW 13 大久保嘉人
『「あ、キャッチされる」と思った』
→PK失敗に関しては?
GKが動かなかった。
大概、GKは動くが、ビデオ見たのかな? 動かなかった。
最後の最後まで『動くかな?』と思っていたが、オレが蹴るタイミングで動いた。
いつもだったら、蹴るちょっと前に動くから逆に蹴れるが、一緒のタイミングで動いたので、蹴るときに『あ、キャッチされる』と思った。
→蹴り方を変える?
変えない。
松本山雅FC 反町康治監督
『少し自分の力不足を感じた試合』
前半の反省点として、エウシーニョと武岡のところが我われの守備としては、少し水漏れしたかなと。
なぜそれが後半に出なかったかというと、単に我われが2トップにしたから。
それを最初からできる監督が良い監督。
できない監督はダメな監督。
少し自分の力不足を感じた試合でもある。
あとはやはり中盤の球際の強さやスピードは、残念ながら差があったと感じた。
ただ、これもシーズン前から分かっていること。
それでも戦って何とか勝ち点を取って前に進まないといけない。
松本山雅FC DF 4 飯田真輝
『もっとできたことはあると思う』
ハッキリ言って今日なんかはもっとできたことはあると思う。
気持ちというか、0ー1で折り返しているわけだから何も失うモノもないわけだし、割り切ってやれなかったことは不甲斐ないし、自分自身も何とかしたい。
こういう時はバラバラになりがちだけど、そうなったらおしまい。
次の湘南戦は取らないといけない。
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