【2019シーズン対応版:7/16 更新】
2019年のJ1リーグ開幕まで2週間となりました。
各クラブ、プレーシーズンマッチを行い、最終調整も大詰めといったところではないでしょうか。
毎年恒例の順位予想も出始めるころだと思います。
順位予想を見て、一喜一憂してしまう時期です。
どのクラブのファン・サポーターも応援するクラブがJ1優勝またJ1にとどまることを願っています。
この記事ではJ1で降格しないための勝ち点はどのくらいなのか?
過去のデータから降格条件を検証してみました。
J1の降格予想と条件
J1から降格するチームは、最大3チームです。
毎年J2から昇格したチームが1年でJ2に戻るパターンが多いです。
しかし、近年はG大阪や名古屋グランパスなどビッククラブも降格しています。
勝ち点が拮抗しているので、どのチームが降格するのかシーズン終盤までわかりません!
今年のJ1優勝予想と合わせて、降格チームについてもシーズン開始前にアンケート調査しています。
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【Jリーグ順位予想2019】サッカー解説者&独自アンケートからJ1優勝&降格チームを大胆予想!
2019シーズンのJ1リーグの順位予想を発表します!どこよりも遅い順位予想です。サッカー解説者の予想や独自アンケートをもとに優勝・降格チームが明らかになりました。Jリーグの優勝予想は川崎・鹿島が筆頭です。降格候補は磐田、松本、仙台、鳥栖でした。ダークホースとしてFC東京、名古屋グランパスにも注目です。どこが優勝するのか、降格がどこのチームになるのか、見どころ満載です。
アンケートもとに作成した降格チームの予想です。
大分、松本が自動降格で磐田、鳥栖、湘南、仙台のいずれかのチームが16位に入ると予想されています。
シーズンインしてから第4節終了時点の降格予想(3/19~3/24)もあります。
J1に残るには、全チーム18チームのなかで15位以内に入ることが条件です。
これが反町監督の言う“TOP15”ということです。
16位はJ2で3位のチームと入れ替え戦を戦うことになります。
17位、18位の2チームがJ2へ自動降格となります。
過去には2012年ガンバ大阪(17位)、2013年ジュビロ磐田(17位)など過去にJ1で優勝経験のあるチームでさえ降格してしまうのです。
勝負とは無情なものです。
しかし、予想で降格候補になっていたとしても、なんだか漠然としませんか。
ファン・サポーター、解説者の想像でしかないと思いませんか。
もう少し理論的に降格条件を考えてみましょう。
結局、勝ち点をいくつ積み上げればJ1に残れるのか?
TOP15に入るために必要な勝ち点
勝ち点38以上です。
過去10シーズンの最終順位をもとに調べた結果、勝ち点38以上あれば、80%の確率で15位以内は確定します。
勝ち点37以下だと16位になる可能性が高くなり、プレーオフに回ってしまうことがあります。
今回調べている中で2012年シーズンは異常でした。
勝ち点39でヴィッセル神戸(16位)、勝ち点38でガンバ大阪(17位)が降格していたシーズンでした。
2012年を除けば、勝ち点38以上でJ1に残れる可能性が高いです。
ここまでが2015年時点での検証結果です。
あれから4年経っています。
最新のデータで再検証してみました。
下の図は、縦軸が勝ち点・横軸を順位とした図です。
この図を見て分かるように上位と下位では、勝ち点分布にバラつきがあります。
下位順位に着目した勝ち点分布です。
下位になると4~6ポイントのバラつきがあります。
実際の勝ち点のデータはこちらです。
2018年は、2012年と同じような現象が起きました。
勝ち点39でも自動降格圏になっています。
それだけ全体のレベルが高かったことになります。
松本山雅が降格しないために
前半戦を終わって、4勝4分9敗で勝ち点16。
勝率は24%でした。(引き分けは含めない)
過去13年で15位のチームの勝率は27%なので、なんとかここまで勝率をあげたいところです。
残り17試合でなんとか5~6勝はしたいところです。
そうすれば勝ち点15積み上がります。
12試合のうちで半分引き分けに持ち込んで勝ち点1をGetできれば光が見えてきます。
9勝10分15敗が目指すべき成績になりそうです。
しっかり勝ち点を積み重ねていくことが大切です。
最悪プレーオフに滑り込むくらいの成績は必要ですね。
2015シーズンの場合
松本山雅が降格しないために、どのように勝ち点を積み上げていけばいいのか。
過去のデータから計算すると9勝11分14敗で勝ち点38となります。
もう少し具体的にシミュレーションしてみます。
1stでは、全17試合を5勝5分7敗
ホーム9戦のうち5勝したい。
そして、あとは引き分ける。
アウェイでは、最悪全て負けてもOK。
ただし、失点は少なくする。
得失点も順位に関係するためです。
2stは、全17試合を4勝6分7敗
ホーム8戦のうち4勝したい。
あとは負けない戦い方に徹することが一番だと考えます。
このシミュレーションから言えることは、ホームである程度勝ち、勝ち点を積み上げること。
そして引き分け試合を多くすることだと思います。
2015年シーズンの結果
松本山雅は、残念ながら1年でJ2に降格してしまいました。
降格決定までの流れをまとめました。
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松本山雅がTOP15まであと一歩だった軌跡【2015シーズン】
2015シーズンに松本山雅がJ1のTOP15にチャレンジした軌跡を振り返ります。J1に残ることを目指し戦った4試合を当時の他チームの状況や気持ちを書いています。最終順位は16位でしたが最後まで健闘しました。
セカンドステージ11節終了時点で16位、15位の甲府との勝ち点差は6でした。
第12節終了時の勝ち点は24
15位の新潟との勝ち点差5となり、いよいよ降格争いが佳境に入ります。
勝ち点差8の中に5チームとかなりの混戦でした。
第13節を終わって、新潟との勝ち点差が3と少しばかり希望の光が見えていました。
次節新潟との直接対決が控えている状況でした。
第14節で新潟に負けたことで、15位との勝ち点が6に開きました。
この試合で降格に一気流れは傾きました。
次の神戸戦に勝ったとしても降格回避できるかは、他力本願という状況になっていました。
そして、第15節の神戸戦に敗れたことで降格が決定しました。
降格回避が至上命題!
毎年、前評判通りに降格するチームのほかに予想もしてなかったチームが降格します。
勝負は始まってみないと分かりません。
1試合、1試合を大事に戦うことが、J1に残ることに繋がると思います。
勝利を信じて、応援しましょう。