4月29日(水)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第8節
ガンバ大阪 vs 松本山雅FCの試合。
この日の対戦相手ガンバ大阪。
昨季3冠のG大阪の敵地で、松本山雅は今季初の2連勝を目指した試合。
結果は1-0で敗戦。宇佐美選手の6試合連続ゴールを許してしまった。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
ガンバ大阪 長谷川健太監督
『松本戦はホームだし勝ち点3をしっかり取りたい』
→序盤で一番キツい日程だが、序盤の山場?
中2日、中2日で続くので。
ただ、今節の松本戦はホームだし、勝ち点3をしっかり取りたいゲームだと思っている。
岩下とオ・ジェソク2人とも無理。
岩下はけが関係なく、松本戦は中2日なので、体力的に無理だと思っていた。
ガンバ大阪 FW 39 宇佐美貴史
『コンディションは上がってきている』
厳しい連戦を戦い抜く中で、コンディションは上がってきている。
フィジカル面でもキツいし、暑い中でも最後まで90分しっかり戦えたのは良い状態にあるのを証明したことにもなる。
→今節・松本戦で得点すればクラブタイ記録だが?
並ぶこともうれしいが、それを超えられるようにまずはしたい。
ただ並ぶだけでなく、一つ抜けたところに行くことができれば、それはすごく自分の誇りになる。
松本山雅FC 反町康治監督
『スプリントの回数も多い』
→今節の相手・G大阪の印象は?
宇佐美とパトリックがどちらかというと前線に残って、ほかの選手がハードワークする。
何となくのらりくらりとしたサッカーをするイメージはあるかもしれないが、実際に見てみるといまはまったく違う。
スプリントの回数も多いし、G大阪の右サイドには米倉がいるからな。
特に岩沼はスプリントの回数は多くなるんじゃないか?
松本山雅FC GK 1 村山智彦
『狙いを持った守備をしていきたい』
→今節の相手・G大阪の印象は?
昨季3冠を取って、JリーグでもNo.1のチームだと思っている。
宇佐美選手とパトリック選手の2トップは強力で、個でも組織でも打開できるチーム。
そういう相手に自分たちがどこまでできるか楽しみだし、一昨季対戦したときもそこまでイヤなイメージはない。
自分たち次第というか、守るにしても引いて引いてでは相手の思うツボ。
狙いを持った守備をしていきたい。
試合内容
ゲームが動いたのは、前半16分。
山雅のパスミスを宇佐美選手が奪うと一気にカウンターを仕掛ける。
パスを受けたパトリック選手が、ペナルティエリア右からクロスを入れる。
フリーで待ち構えていた宇佐美選手が合わせて、ゴール。
先制を許してしまう。
その後早い時間にリードを得たことでG大阪はゆっくりとしたボール回しで試合を落ち着かせる。
そしてシンプルな攻撃に徹して、前半を終える。
後半、運動量が落ちてきたG大阪に対して、山雅が攻撃を仕掛ける。
セカンドボールを拾い、G大阪を押し込む展開になる。
しかし、G大阪の守備を崩し切ることが出来ず、最後までゴールを奪うことが出来なかった。
試合後の監督・選手のコメント
ガンバ大阪 長谷川健太監督
『陽介は1年で本当にたくましくなってくれた』
2点目が取れればもっとラクな展開で終えることができたと思う。
なかなか追加点を得ることができず、それが松本に最後まで希望の光を与え、モチベーションを落とさずに松本らしい攻めをされた感はある。
→今野選手に代えて、井手口選手を起用した意図は?
7試合は酷かなと(苦笑)。
できれば少し休ませたかった。
ただ、代表選手なので、外せないところはある。
井手口陽介も本当によくやってくれた。
昨季のナビスコカップで万博デビューしたが、真っ白で何もできなかった。
あれから1年、本当にたくましくなってくれた。
ガンバ大阪 FW 39 宇佐美貴史
『良いチャンスメークをしてもらった』
パトリックが走り出しているのが分かったので、彼が直接シュートしてもいいと思った。
もう1回、リターンパスを受けてワンタッチで決めてもいいかなと。
ショートカウンターで良い形で取れた。
パトリックがそのままシュートを打ってもよかったが、冷静に良いボールをくれるときもあるので、良いチャンスメークをしてもらった。
松本山雅FC 反町康治監督
『1枚だけでなく、2枚下だなと』
1点目がすべてだったかなと。
リードすると試合巧者ぶりを発揮するG大阪らしく、最後はあまりエネルギーも消費せずに終えた試合だったかなと。
もちろん我々はエネルギーを出したが、なかなかペナルティーエリアの外までは運べるが、中へ運べるかというとそうでもないし、クロスも合わなかったり。
一般的に言う最後のところの迫力や強さというのはG大阪よりも1枚だけでなく2枚下だなと。
ただそれは最初から分かっていることなので、そういう中でもしっかり戦っていきたいし、これからもそうありたい。
松本山雅FC MF 16 鐡戸裕史
『勝ちたかったというのが正直な感想』
長くこのチームにいて、日本のトップリーグまで試合に関われる選手としてできることは本当に幸せなことだと思う。
ただこれは自分一人でできたことではなく、これまで支えていただいたいろいろな方に感謝したい。
ただ、この試合に関しては勝ちたかったというのが正直な感想。
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