7月29日(水)に行われたJリーグ公式戦2ndステージ第5節 松本山雅FC vs 川崎フロンターレの試合。
前節の甲府戦は、岩沼選手のゴールで、0-1で勝利を収めた。
J1初の2連勝を記録したが、年間勝ち点順位も15位のまま。16位との勝ち点差は1となっている。
残留に向けて勝ち点を積み上げていくためには、得点力がアップが必須条件。
4試合連続で先発出場して1得点を記録している工藤選手には、チャンスに絡む活躍を期待したい。
そんな川崎戦の結果は1-3で敗戦となった。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『我が家ではリベンジを果たしたい』
→今節の川崎Fの印象は?
点を取られても、それ以上取るというスタイル。
ボールを失うことがなければ点を取られることはないというスタンスからスタートしている。
一発で仕留める力を持った選手も多く、当然難しい試合にはなるだろう。
前回対戦時(1st第16節/0●2)は敗れており、あまり良いところもなかった。
だからこそ我が家(アルウィン)ではリベンジを果たしたい思いは強い。
松本山雅FC DF 4 飯田真輝
『抑えたい気持ちは間違いなくある』
→今節の川崎F戦への意気込みは?
前々節・鹿島戦がホームで、前節・甲府戦がアウェイとはいえ近距離で、川崎F戦はまたホームでできる。
その点はすごくプラスになると思うし、何より川崎Fには前回対戦時に負けている(1st第16節/0●2)
当然、勝ちにこだわっていきたいし、僕らの良さが出るんじゃないかなと。
川崎F攻撃陣を抑えたい気持ちは、間違いなくある。
川崎フロンターレ 風間八宏監督
『1対1で負ければ試合に負ける』
→前節・清水戦の失点場面は谷口が強く行けなかったが?
もちろん失点というのは所詮ミスなので、そこは改善してもらわないといけない。
何かを組織で変えるということではなくて、一人ずつが見つけること。
そこは自覚していると思う。
セットプレーは与えないのが一番いいし、取られたらしっかりとはじけばいい。
その準備をしているわけだし、そういう意味では個人での戦い。
1対1で負ければ試合に負ける。
川崎フロンターレ MF 14 中村憲剛
『オビナと良い距離感でやれている』
→今節の相手・松本に工藤が入ったが?
テクニックや機動力があるし、良い選手。
京都時代はつなぐサッカーの中心選手だった。
ただ、彼自身はもともとオシム監督時代の千葉などで走るサッカーに抵抗はないはず。
松本の試合をいくつか見たけど、自分の居場所を確立して、オビナと良い距離感でやれているなと。
スッと入ってやれるタイプ。
試合内容
序盤から川崎Fにボールを支配された山雅。
前半16分。
田坂選手に先制点を決められると、谷口選手、大久保選手にも得点を奪われる。
前半だけで3点のビハインドを負ってしまう。
だが、後半山雅が積極的な姿勢を見せ、流れをつかむ。
セットプレーを中心に幾つものチャンスを作り出す。
後半24分。
ペナルティエリア中央から安藤選手が放ったシュートは、クロスバーに当たってしまうも、こぼれ球に反応した阿部選手がゴールを決める。
その後は、飯田選手など最終ラインの選手も前線に顔を出し、ロングボールを主体とした攻撃でゴールを狙う。
しかし、スコアは動かせず、1-3のままタイアップ。
連勝は、2で止まってしまった。
試合後の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『前半は少し怖がってしまった』
前半は少し恐がってしまった。
ただ負けたから全部ダメなわけではなく、気持ちのこもったプレーや後半の走力など、
そういうわれわれの意地は出すことができた。
これは8月の戦いに向けて大きな自信になると思う。
松本山雅FC FW 39 阿部吉朗
『ポジションは自分の中でとっていた』
→得点の瞬間を振り返って?
バーに当たってきたボールだが、味方の選手とは同じ動きはしないようにと。
とにかく自分が違いを出さないといけないので、人と違う動きをしようと思っていた。
バーにはね返ってくるならこのあたりだろう、というポジションは自分の中でとっていたので。
それで得点できたことはうれしかったけど、次のチャンス、その次のチャンスがあったので。
川崎フロンターレ 風間八宏監督
『後半は後ろでボールを持つことを怖がった』
→後半、厳しい試合になった要因は?
一番は後ろでボールを持つことを恐がった。
何人かがそういうことをして遠くに逃げるだけになった。
それではこのサッカーはできない。
すべての原因は、我われの意識の中にある。
思考、強いメンタルが何人かに欠如していた。
川崎フロンターレ MF 18 エウシーニョ
『一番重要なのはチーム勝つこと』
後半に関しては少しリズムをつかめず、相手も勢いを持ってきた。
立て直すことができずに追加点を取れなかったが、一番重要なことはチームが勝つこと。
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