4月12日(日)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第5節
松本山雅FC vs 柏レイソルの試合。
この日のアルウィンは、18514人という観客動員を記録しました。
多くの山雅サポーターが勝利を信じて、応援しましたが、
結果は、1-3で敗戦。前節の浦和レッズ戦からの2連敗となってしまった。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『柏はやはり前線のタレントが強烈』
→今節の相手・柏の印象は?
現在の順位はあまり関係ない(柏は現在12位)。
やはり前線のタレントは強烈で、われわれとしてはしっかり準備したい。
まだホーム戦で勝ち点3を取れていないので、ここでスッキリと勝利したい。
柏の試合は打ち合いになる印象があるが、そうさせないことが重要になるだろう。
松本山雅FC FW 14 池元友樹
『柏は日本トップの強豪でサポーターも熱い』
→今節の相手・柏の印象は?
J1での優勝経験があり、ACLを戦っている。
日本でもトップクラスの強豪。
熱いサポーターもいて、魅力的なチームの一つだと思っている。
ただ、松本のサポーターも本当に素晴らしい。
開幕前キャンプのときからたくさんの方が来てくれたし、開幕戦もアウェイでも10000人の方が詰め掛けてくれた。
ホームでも特別な空気を作ってくれている。
柏レイソル 吉田達磨監督
『松本はすべてそろっているチーム』
→今節の相手・松本について
素晴らしいスタジアムにサポーター、勢いのあるチーム、情熱的な選手たち。
上昇していくために、必要なモノがすべてそろっているチームだと思っている。
キックオフが13時ということで、昼に試合をするということをもう1回イメージし直さなければいけないという作業も出てくる。
前々節の新潟戦もそうだったが、急に変わるスケジュールにいち早く順応していかなければならない。
柏レイソル DF 4 鈴木大輔
『北信越のクラブがJ1にあるというのはうれしい』
→今節の相手・松本について
スカパーで何試合か見たが、サポーターが多く、松本の良いプレーにすごく盛り上がるので、(チームも)波に乗れるのかなというのがある。
雰囲気に呑まれないことはすごく大事。
中学、高校と松本に行ったりしていたし、アルウィンで試合をしたこともある。
石川選抜と長野選抜はよくやっていた。
北信越のクラブがJ1にあるというのは、新潟もそうだったが、すごくうれしい。
試合内容
開始直後は、ホームの大歓声を追い風にペースをつかんだ山雅だったが、得点を奪うことが出来ない。
前半21分、柏の大谷選手にヘディングシュートを決められて先制を許してしまう。
すると、流れは一変し、柏にボールを回される展開となる。
後半に入っても、流れは変わらず、幾度となく決定機を作られてしまう。
後半18分、22分に太田選手、工藤選手に追加点を奪われてしまう。
後半46分、ペナルティエリア内に送られたパスを後藤選手が落とす。
飯田選手のシュートは、得点には至らなかったが、こぼれ球を途中出場の阿部選手が頭で押し込む。
1点を返すも、反撃はここまで。
ACLで結果を残している相手に力負けした試合となった。
試合後の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町康治監督
『最後の精度に差を感じた』
最後の精度に差を感じた部分はあった。
それはこのJ1に昇格してから分かっていることなので、それを言い訳にするつもりはない。
死力を尽くした結果なので、受け入れるが、次の試合(第6節・山形戦)が非常に大事なことは明白な事実。
なので、また良い準備をして遠い場所になるが、勝ち点3を取って帰って来たい。
1失点目は時間を掛けてのクロスなので、そこでしっかり対応できるかどうか。
残念ながらそこで勝てなかった。
2失点目は最後のところでしっかり守備に付けなかった。
やはり失点を減らさないことにはわれわれのようなチームは上には行けないのは認識している。
そこは直さないといけない。3失点目は相手を褒めるしかない。
松本山雅FC FW 39 阿部吉朗
『前に攻めて2点目を取りに行けたことは次につながる』
交代する直前に失点した。
ああいう状況ではやはり1-0のまま入って2点を取って逆転しようと考えていたが、その瞬間に取られたことで、今度はボールを回収する作業が出てくる。
1-0でもそうだが、相手のペースの中でどうボールを奪うかというプランも変わってくるので、難しい試合になる。
3点取られたことで向こうは回していればいいだけだった。
それでも前に攻めて2点目を取りに行けたことは次につながると思う。
柏レイソル 吉田達磨監督
『成長と集中力、気持ちの強さを感じた』
われわれが3点取って最後に1点を返されたが、得点はどれも『このように点を取れたらいい』というようなゴールだった。
ACLの激しい試合をした数日後の試合ということを考えても、選手たちの成長と集中力、気持ちの強さを感じた。
ただ、松本の堅い守備、多彩なセットプレー、かなり激しく体に来るディフェンスには、今日もかなり苦しんだ。
スレスレのところだが、プレーオンになって流れていくことを考えると、これからたくさんのチームを苦しめるだろう。
最後に失点したからすべてOKではない。
失点の原因も選手と簡単にミーティングをしてきた。
ただ久しぶりの勝利ということで選手を称えたいし、彼らにおめでとうと言いたい。
柏レイソル DF 4 鈴木大輔
『行き過ぎたり引き過ぎないことを意識した』
得点したあとに追い付かれるケースが多かった。
得点したあと、プレスは掛けるが、あまり行き過ぎないように、引き過ぎないことを意識しようと思っていた。
バラ(茨田)のところが空いていたので、(松本の)CBが持ったらバラを探して付けた。
そうすることで(相手が)遅れて出てきて、タケ(武富)とか谷くん(大谷)が空く。
そのあたりは狙いどおり。
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