6月4日(土)に行われたJ2リーグ 第16節 松本山雅 vs ギラヴァンツ北九州の試合。
前節の金沢戦は、序盤から主導権を握り、工藤選手と山本選手のゴールで勝利!
北信越ダービーを制し、2連勝となり暫定順位も4位に浮上した。
好調の要因は、チーム全体で統率された堅守。
直近6試合で、失点はわずかに1点。
この失点の少なさが勝ちにつながっている。
今節のギラヴァンツ北九州との戦いは、上位を追いかけるうえでも重要な試合。
連戦の初戦ホームで勝ち点3をもぎ取りたかったこの試合、結果は2-1で勝利!
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町 康治監督
『自分たちの持てる力を発揮していきたい』
→ 今節の相手・北九州の印象は?
ボールを動かすという部分ではわれわれよりも上。
ボランチにもテクニカルな選手が多いし、中盤の争いは厳しいだろう。
フィニッシャーも池元をはじめ質の高い選手が多い。
ただ、うまい選手が多いから、強くて勝てるわけではない。
われわれにはわれわれの戦い方があり、自分たちの目指すサッカーを90分間出していきたい。
相手のインフォメーションもするが、あくまでも自分たちの持てる力を発揮していきたい。
松本山雅FC DF 18 當間 建文
『本山選手は守る側とすれば怖い選手』
→ 今節の相手・北九州の印象は?
これまでに何度か対戦した経験があるが、攻撃に関してはポゼッションを大事にして、つないでくるサッカーをする印象がある。
選手も何人か一緒にやっているので、知っている。
個人的には元チームメートとの対戦はあまり気にしないタイプだが、本山選手などは守る側とすれば怖い選手なので、その意味では気を付けたい。
ギラヴァンツ北九州 柱谷 幸一監督
『工藤の存在が一番厄介』
→ 今節の相手・松本の印象は?
良い選手が多い。
高崎の強さもイヤだが、工藤の存在が一番厄介。
あそこで、攻撃に変化を付けられると失点の可能性が高まるので、ウチとしてはうまく抑えないといけない。
ウィリアンスもサイドのスペースでうまく引き出して起点となり、味方をうまく使えるので、うまく対応したい。
ギラヴァンツ北九州 MF 17 加藤 弘堅
『自分とCB二人の声が大事』
松本は少しパスの数が増えて、ポゼッション率が高くなっていて、ウチが押し込まれたときのバイタルエリアの閉め方は重要になると思う。
自分とCB二人との関係性で、松本の前の3人を封じなくてはならないので、声(お互いのコーチング)が大事になる。
試合内容
前半は、山雅主導のゲーム展開となる。
攻撃陣が連動してパス回しを行い、ボールを支配する。
前線の高崎選手、工藤選手、ウィリアンス選手がポジションに関わらず、動き回りボールを引き出す。
多くの選手が豊富な運動量で動き回ることで、フリーな選手が生まれてくる。
前半14分
右からのコーナーキック流れから、こぼれ球に岩間選手が反応する。
ドリブルでペナルティエリア内に持ち込むと、右足を振り抜く。
シュートは、キーパーの手をはじきゴールイン。
山雅先制!
先制したあとも試合の流れは変わらず、北九州のシュートを1本に抑える。
いいムードで前半を終える。
- もっとタフにプレイする
- 相手DFは横パスが多いので、2度、3度追いすること
- ウィリアンスと工藤が良いポジションでボールを受けている、それをアクションに変える
後半立ち上がり、山雅の優勢が変わらない状況で追加点が生まれる。
後半16分
右からのコーナーキックを獲得する。
キッカーの宮阪選手が、ゴール前に正確なクロスを送ると、待っていたの當間選手。
ドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放ち、山雅加入後初ゴールを決める。
点差を2点に広げる。
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2016年1月13日、松本山雅の2016シーズントップチーム新加入スタッフ・選手の記者会見が行われました。 15日からはチーム練習がスタートし、いよいよ2016のサッカーの季節が始まろうとしています。 ...
しかし、この得点直後から試合の流れが北九州へ傾く。
途中交代で入った北九州の本山選手が中心に攻撃を組み立て、徐々に押し込まれる展開になる。
後半34分
北九州が右からのコーナーキックを原選手に押し込まれ、2-1と点差を縮められる。
その後も北九州に攻め込まれるも、なんとかしのぎ切る。
最後まで集中を切らさず、試合終了。
今シーズン2度目の3連勝を達成した。
https://youtu.be/j-qyb-qeDa4
試合詳細 | 合計 | 前半 | 後半 |
シュート | 16 | 11 | 5 |
FK | 7 | 3 | 4 |
直接FK | 7 | - | - |
間接FK | 0 | - | - |
コーナーキック | 7 | 5 | 2 |
ゴールキック | 8 | 4 | 4 |
PK | 0 | 0 | 0 |
オフサイド | 0 | 0 | 0 |
この試合の注目ポイントは、ゴール後の工藤選手でした。
この写真をよく見てください。
岩間選手のお腹のあたり。ワシャワシャしてるのわかりますか。
さらに分かりやすい写真がこれです。
工藤ちゃんかわいすぎか笑 pic.twitter.com/GULuaE5Y3b
— ayumi (@satobooon) 2016年6月4日
※ベスト写真だったので、ツイート紹介させていただきました。ご都合悪い場合は削除しますので、リプください。
以前は、工藤選手の萌え袖がありました。
工藤選手のサッカーセンス抜群で、お茶目ところが好きですね。
山雅のアモーレです!
ゴール決まらないと見られないので、今後もこんなシーンが見られることを期待しています。
試合後の監督・選手のコメント
松本山雅FC 反町 康治監督
『サイドからの崩しはクロスだけに頼らず、悪くなかった』
相手が少し並びを変えてくる中、『大事なことはわれわれがどう戦うか』だとミーティングで話をしてきた。
それほど混乱もなく、良い入りはできたと思う。
セットプレーからの2点だったけど、オープンプレーでも取っておかしくない試合だったことは間違いないと思う。
そこは改善しないといけないが、特にサイドからの崩しはクロスだけに頼らず、悪くなかったかなと思う。
65分くらいから本山が入って、そこから流れが向こうに行った。
その延長上でセットプレーからやられてしまった。
ずっとやられていなかったが、これも次への反省点として生かしていきたいと思う。
松本山雅FC MF 5 岩間 雄大
『失点はセットプレーのマークで自分の対応が悪かったから』
先制の場面は、ボールを拾ったときは一人かわしてのクロスを考えていた。
だけど、カバーリングに誰も来なかったので、思い切って狙った。
後半は相手が勢いを持って来たこともあり、呑まれてしまった。
また前からもプレスに行けなくなっていた部分もある。
失点はセットプレーのマークで自分の対応が悪かったからだと思うし、そこは反省していきたい。
ギラヴァンツ北九州 柱谷 幸一監督
『うまく自分たちの良さを出せなかった』
まずは遠い松本まで来ていただいたサポーターの皆さんに感謝したいと思う。
ゲームのほうは、自分たちの良さを出せるような形ということで4-3-3のシステムで、中盤を厚くして自分たちで優位性を作りたいと試合に入った。
ただ、前半からボールに対して攻撃も守備も反応が遅くて、取ったあとのボールの引き出しであるとか、失ったあとのプレッシャーであるとか、そういうところでうまく自分たちの良さを出せなかったと思う。
ただ、後半に入ってからは自分たちでボールを動かす時間も増えてきたので、この結果を見ると2失点が痛かったかなという感じがする。
中3日で次の試合が来るので、しっかり準備して備えたいと思う。
ギラヴァンツ北九州 FW 14 池元 友樹
『当たり前のことを全力で続けることがいまは大事』
やはり『アルウィン』では結果を残したかったので、その意味でも残念。
いまは結果が出ていないので、何を言っても納得してもらえない状況にあるが、サポーターの声援に応えるためにもチーム一丸となりたい。
相手にスキを与えている部分があるので、ハードワークや切り替えの速さなど突き詰めてやらないといけない。
そういう当たり前のことを全力で続けることがいまは大事だと思う。