2月28日(日)に行われたJ2リーグ 第1節 ロッソ熊本 vs 松本山雅FC の試合。
2016年シーズンの開幕戦が熊本県うまかな・よかなスタジアムで行われました。
この試合は、松本山雅にとってJ1再昇格に向けたリスタートの試合でした。
その試合、結果は1-0で敗戦。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
ロアッソ熊本 清川 浩行監督
『コンディションや雰囲気は良い』
→ 松本戦が初陣だが?
選手より緊張しているかもしれない(笑)
戦術的なことももちろんあるが、今までやってきた粘り強い守備から攻撃につなげようという話をした。
まずは戦う姿勢が大事だし、これを1年間続けていかないといけない。
みんながその姿勢を持ってやってくれれば良い結果が出ると思っている。
ここまでの準備は、コンディションも含めて思っていたうちのかなりの部分でできた。
チームの雰囲気も良い。
ロアッソ熊本 MF 10 清武 功暉
『クロスやシュートをやり切ることが大事』
松本は、3バックだと思うので、両サイドをうまく引き出したい。
そして、その裏、コーナー付近に持ち込めると、3バックの一枚が出てきて中が手薄になる。
そこへ中、逆サイドからしっかり入っていくことが大事。
FWがサイドに流れたときにボランチが押し上げたり逆サイドから入って来たり、人数を掛けると相手にプレッシャーを与えることができると思う。
もう一つ大事なのは、カウンターを受けないようにクロスやシュートをやり切ること。
松本山雅FC 反町康治監督
『ベストを尽くして頑張りたい 』
→ 今週末に熊本との開幕戦を迎えるが、現在の手ごたえは?
やってみなければ分からないが、やるべきことはやってきた。
ここ1週間はトレーニングの負荷を落とすことで各選手のコンディションを調整してきたので、チームの状態は悪くないと思っている。
開幕戦では最初から最後までわれわれらしいサッカーをしていければ。
昨季の悔しさを晴らすためにも、ベストを尽くして頑張りたい。
松本山雅FC GK 1 シュミット ダニエル
『代表入りへの道はJ2にも広がっていると思う 』
→ 開幕戦の相手は熊本だが?
開幕でやるのか…という感じ。
とはいえやるからには絶対出たいし、勝ちたい。
熊本は、昨季半年間プレーしたチームで、自分自身ステップアップできたチーム。
温かく優しいサポーターの前で恩返しをしたい。
出場したら、より一層良いプレーができるように頑張りたい。
個人的な今季の目標としては、代表入りへの道はJ2にも広がっていると思うし、そういうところにつながるシーズンにしたい。
試合内容
前半の熊本は、組織的なサッカーを展開し、攻撃も守備もリズムが良かった。
一方、山雅は連携面で苦戦している印象があった。
また、両サイドの隼磨選手と安藤選手の攻め上がりが封じられて、手詰まり感が否めなかった。
そして、前半16分。
飯田選手がペナルティエリア内でハンド。
思わず出ちゃった手、当たっちゃったボールみたいなハンドでした。
熊本にPKを献上し、清武選手にあっさり決められ、先制を許す展開となる。
- パスのテンポアップ
- 長い距離を走って、裏を取る
- このままでは終われない
後半に入ると、山雅はペースを上げる。
再三セットプレーのチャンスがあった。
熊本のゾーンディフェンスの隙をついて、フリーでシュートを打てる場面もあったが決められない。
後半18分
當間選手がフリーでヘディングシュートも、枠に飛ばない。
後半21分
ペナルティエリアで石原選手がボールを受けるも、トラップミス。
オビナ選手、石原選手と連続でシュートを放つもゴールの枠にボールが飛ばない。
熊本は、完全に引いてカウンターを狙い、ファールの時には無駄に時間をかけ、時計を進める。
そのまま試合終了。
開幕黒星スタートとなりました。
シュート数は、熊本7本に対して、山雅は10本。
後半に限ったシュート数は、熊本1本に対して、山雅は7本も打っている。
決定力がほしい。
https://youtu.be/VBwdpIVHg6U
試合後の監督・選手のコメント
ロアッソ熊本 清川 浩行監督
『我慢強くプレーしてくれた結果が、勝利に結び付いた』
開幕を迎えて、サポーター、ファンの皆さんが本当に大勢スタジアムに足を運んでくれて、ありがたく思っている。
ゲームのほうは、後半に長いボールが入って来ることは予想していながら、セカンドボールを拾えずにピンチになる部分もあった。
しかしが、選手たちが本当に90分通して、我慢強くプレーしてくれた結果が、勝利に結び付いたと思う。
相手が長いボールを蹴ってくる部分はあるが、そこに勇気を持って前線からの守備を続けられるかというのが、1年通しての課題。
押し込まれたときにどう対処するのかというのは、これからやっていかなきゃいけないところだと思う。
ロアッソ熊本 MF 10 清武 功暉
『前4人の関係性は前半は良かった』
開幕戦を勝利で飾れたのは本当にうれしいし、点が取れて良かった。
ちょうど良いタイミングで裏に抜け出せて、ハンドを狙ったわけではないが、際どいところにボールを入れようと思っていた。
前半は、裏に抜けられる場面や足元に良いパスが入って前を向いて勝負できる場面もあった。
前4人の関係性は、前半良かったと思う。
もう少し前線でタメを作らないと後半のようにラインが押し上がらないので、そこが課題だと思う。
松本山雅FC 反町康治監督
『前半がすべてかなというゲームだった』
前半がすべてかな。というゲームだったと思う。
後半は、やろうとしたことができたが、最後のところのアイディアが少し足りなかったという感じはした。
改めてJ2は、厳しいリーグだなと感じさせたゲームだと思っている。
アウェイゲームがあと2つ続くけれど、今日は白星スタートではなかったことを良い薬として、次の試合に向かいたいと思う。
準備段階ではそんなに悪くはなかったと思うし、ある程度ベースになるモノは見えてきた。
それも継続して、さらに最後のところをこだわってやっていきたいと思う。
松本山雅FC DF 3 田中 隼磨
『非常に大切な試合で勝ち点を取れずに残念』
やはり開幕戦ということで、非常に大切な試合で勝ち点を取れずに残念。
やはり前半がすべての試合だったと思うし、早い時間に失点してしまったことで相手が引いてしまった。
そこからどうするかが自分たちの課題。
→ 後半は主導権を握ったが?
後半はある程度狙いを出せたが、最後の精度が足りなかった。
J2は、J2の厳しさがあるが、それをリスペクトした上で次は勝ち点3を取れるように切り替えないと。