3月6日(日)に行われたJ2リーグ 第2節 横浜FC vs 松本山雅FC の試合。
アウェイ2試合目がニッパツ三ツ沢球技場で行われました。
前節の熊本戦は、連携面が上手くいかず、2度の決定機を生かすことが出来ませんでした。
この試合は、オビナ選手がケガのため欠場し、山本選手が今季初先発でした。
連敗だけは回避したいこの試合。
結果は0-2で勝利。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
横浜FC ミロシュ ルス監督
『松本は讃岐とまったく違う』
→ 今節の松本の印象は?
讃岐とはまったく違う形のチーム。
こちらの中盤や最終ラインへのプレスというのは、間違いなく讃岐よりも激しく掛けて来る。
それを外す練習をやってきた。
その対応もトレーニングでうまくできてきていると思う。
しっかり相手の分析をしたし、自分たちのストロングポイントを強調して、最大限に使っていきたい。
個々の能力、技術、コンディションも上がって来ている。
しっかり結果が出てくれるように願っている。
横浜FC MF 8 佐藤 謙介
『頭を使いながらやっていきたい』
→ 今季の松本はつないでくる?
僕たち的にはそれをやってくれる方がありがたい。
ボールの奪いどころもハッキリするし。
まあ蹴ってきてもターゲットはオビナしかいないので、そこをしっかり挟んでボールを奪って攻撃につなげたい。
つないでくるのと、ロングボールと、両方のことを頭に入れながら。
こちらのボランチのところを消しに来るだろうし、そこだけ引っかからないように、頭を使いながらやれればいいと思う。
松本山雅FC 反町康治監督
『先制点は重要になるだろう』
→ 今節の横浜FCの印象は?
まだ誰が出てくるか分からず、チームとしては捉えどころがない印象だ。
ただ前線に大きな選手がおり、そこにクロスを上げてくるというスタイルはある。
今季はスピードのある選手も加わり、ほかにも非常に技巧的な選手が多いので、そこはしっかり抑えたい。
この前の試合の反省点を踏まえて、先制点は重要になるだろう。
そのために良い調整をしていきたい。
松本山雅FC MF 15 宮阪 政樹
『西河は山形時代に一緒にやってきた選手』
→ 横浜FC戦に向けては?
チームの雰囲気は悪くない。
前節の反省を踏まえて、トレーニングから前向きに明るくやれている。
相手の分析などはこれからだが、ニシさん(西河)は山形時代に一緒にやってきた選手で、長所も知っている。
非常にヘディングが強いので、外していかないといけない。
逆に言えばウィークポイントも知っているので、そこは突いていきたい。
試合内容
観客数4669人の内、半分以上が山雅サポーターで埋まったニッパツ。
どっちのホームか、分からない。
ゴール裏には、ニッチロー。
メインスタンドには湘南の村山選手とマリノスの前田選手も見に来ているし。
なぜか、関ジャニ村上さんも…
そんな試合は、開始直後に動きます。
喜山選手のロングパスに反応した山本選手。
ペナルティエリア左の角度のない場所から左足を振り抜くと、ボールはサイドネットに突き刺さり先制。
試合開始40秒で先制します。
山雅最速は、キックオフ8秒ゴールですね。
https://youtu.be/gwmV8xzS6L4
前半35分
左からのコーナーキックを獲得。
キッカーの宮阪選手が精度の高いクロスを送ると、ゴール前で待ち構えていた飯田選手が頭でゴラッソ!
見事なヘディングシュートをゴールネットに突き刺さり、2点を先行する試合展開となる。
- コンパクトにしてGKの守備範囲を広くすること
- FW山本を上手く使うように
後半6分
安藤選手のパスを山本選手がダイレクトで前出すと、石原選手が抜け出しシュート。
しかし、これが枠をとらえられない。
今までの山雅に無い綺麗な崩しで、シュートまで持っていけた場面でした。
後半35分
飯田選手のプレーがハンドの判定で、2試合連続でPKを献上。
しかし、運が味方をしてボールは枠を外れてPK失敗。
この場面、映像で見ると肩に当たっているように見えるけど…
2点のリードを守ったまま、試合終了。
https://youtu.be/z1VLBtAR88Q
今季初勝利となりました。
試合後には、何カ月ぶりかの勝利のアルプス一万尺!
勝利のアルプス一万尺! pic.twitter.com/sIjXi8Gs2b
— OneSoul 松本山雅応援 (@OneSoul1965) 2016年3月6日
試合詳細 | 合計 | 前半 | 後半 |
シュート | 10 | 6 | 4 |
FK | 13 | 7 | 6 |
直接FK | 13 | - | - |
間接FK | 0 | - | - |
コーナーキック | 5 | 3 | 2 |
ゴールキック | 5 | 1 | 4 |
PK | 0 | 0 | 0 |
オフサイド | 0 | 0 | 0 |
この試合、山本選手が前線から絶え間なくボールを追ったことで、相手のミスを誘っていたように感じました。
ただ、もっとシュートを打っても良かったのかなと感じました。
試合後の監督・選手のコメント
横浜FC ミロシュ ルス監督
『小野瀬のパフォーマンスはPK以外満足している』
讃岐戦でスタメンだった大久保選手はベンチにも入っておらず、小野瀬選手を起用した狙いは?
今週のトレーニングを見てきて、自分たちのストロングポイントを生かすには、彼のプレーは松本相手には通用しないのではないかという判断に至った。
小野瀬には彼のアジリティーやスピードを最大限生かしてほしいと思った。
実際に彼のパフォーマンスはPK以外は非常に満足している。
横浜FC MF 24 松下年宏
『やりたいことをやる前にやられてしまった』
出鼻をくじかれて、やりたいことをやる前にやられてしまった。
絶対にやられてはいけない。
昨季もああいうことは何回かあったが、そこは本当に集中しないといけない部分。
前線とか中盤とかディフェンスとか関係なく、絶対にああいう入りをしてはいけない。
誰のせいとかじゃなくて、チームとしてなくしていかないと上には行けない。
松本山雅FC 反町康治監督
『勝つことの喜びをあらためて感じることができた』
久しぶりに勝ったような気がしている(笑)
いつぶりかなと考えたが、公式戦では、昨季の天皇杯3回戦・湘南戦(3○2)以来じゃないかな。
僕は何百試合とやっているけど、ゲームに勝つことの喜びをあらためて感じることができて、また次に向けて頑張りたいと思った。
それと同時に選手たちが自分たちで考えながら、天候とかリードしたあとの戦い方とかを、ベンチを気にせずに自分たちで進めることができている部分も含めてうれしい収穫だったと思う。
早い時間に先制できたことは、ゲームをコントロールする上で非常に大きかったと思う。
松本山雅FC FW19 山本 大貴
『ニアが空いていたので思い切って打ったら入った』
勝てて良かった。
ひと安心。
今季初先発で初得点を挙げられたことも率直にうれしい。
前節の熊本戦は、試合の入り方が悪かったので、まずは前を向くことを心がけていた。
一発目でまずシュートを打とうと思っていて、ニアが空いていたので、思い切って打ったら入ってくれたので良かった。
チャンスは絶対に来るので、それをどう生かしていくか。
自分の特長でもある前線でキープして時間を作ることもしっかりやっていきたい。