山雅のホーム開幕戦がやってきました!
3戦目で強豪浦和レッズとの対戦です。
水曜日に行われたルヴァンカップ清水戦も勝利している山雅。
リーグ無敗で迎えた浦和レッズ戦は、0-1で敗戦…
興梠選手にPKを決められ、悔しい結果となってしまいました。
皆さんは、この試合をどんな風に感じましたか。
この試合のマッチレビューを浦和レッズ、松本山雅、お互いのファン・サポーターに聞いてみました。
目次
両サポーターが試合を見て感じたこと
4季ぶりのJ1の試合がアルウィンで行われました。
チケットはすべて完売。
18,922人の両サポーターが集まるアルウィンは最高の雰囲気です。
前半は、これまで通りの素早いプレッシングでレッズに決定機を作らせません。
前半の試合展開を見ていて思ったことは、先制点が重要だなと。
ロースコアの試合になるのが予想できました。
後半も終始プレッシャーをかけ続け、レッズに主導権を握らせない山雅。
しかし、後半27分に興梠選手のPKで失点。
センターサークル付近でボールをロストしてから、カウンターを食らい、一気にゴールエリア内まで侵入されてしまった。
1つのミスで試合が決まってしまった印象です。
逆にレッズは、試合内容は良くなかったにも関わらず、1回のチャンスをものにする強さがあったと思います。
山雅の試合運びは、悪くなかったし、勝てる可能性すら感じました。
ただ1点、どんな形でも1点決められるチカラがほしい。
そんなことを思った試合でした。
そして、試合後に行ったアンケート結果です。
248名の方に回答していただきました。
本当にありがとうございます!
浦和戦お疲れ様でした!
結果は負けでしたが、結構やれた印象を持ちました。
皆さんは今日の山雅の戦いぶりをどう思いましたか?#yamaga #松本山雅 #RT拡散希望— OneSoul 松本山雅応援 (@OneSoul1965) 2019年3月9日
アンケートの結果、8割以上の方がポジティブな印象を受けたことが分かります。
私も同じ印象です。
4年前との違いを感じました、ちゃんとサッカーしてるなって思いました。
選手も変わっているので4年前と単純比較できませんが、真正面から勝負を挑めた感じがしました!
先制点が取れていれば、恐らく勝てていたのではないでしょうか。
Jリーグとしてのホーム開幕戦ということで、余っている席のないという最高の環境の中で試合ができて、非常にうれしく思っています。結果は辛いものとして受け止めなければなりませんが、いまの持っている力は出し切ったと思っています。ただ、リーグ戦は当然ながら勝点を積み重ねないといけないものですから、内容うんぬんは置いておいて、勝点3をしっかり取る浦和さんに追いつくには、かなり努力しないといけないというのも感じています。流れの中からあまりやられる感じのしない試合に限って、このような形になります。逆にわれわれも流れの中から少し難しいというのが正直な感想です。
風の影響もあって少しアバウトな部分も増えたゲームだったので、その意味では少し残念でしたが、われわれとしてもやれることはファイトしてやったかなと思います。
≫ 前半から相手の最終ラインへのプレッシングが効いていたように見えたが?
どちらかというと、リーグの中で弱小と思われるチームは引いて守ってカウンターという形が理想なのかもしれませんが、われわれはそのようなDNAは持っていませんので。どの相手にも常に圧力を掛けていくという狙いは今後も出していきたいと思いますし、大事なのは前への圧力だけではなく(後ろに)戻る圧力も兼ね備えていることが強みだと思っています。
≫ 後半は少し流れを失ったように思うが、その要因は?
少し足が止まってしまったかなというのと、中盤の前でプレッシャーを掛けると1つ山を越したボールでわれわれの背後を狙ってきたことが多くて、攻撃のリズムが作りづらかったですよね。逆に浦和さんも攻撃のリズムが作りづらかったかなと、そういうゲームだったと思います。
引用元:
Jリーグ公式
スポーツナビ
今日は非常に風が強く、その影響が強くて、通常とは違う難しい試合になりました。ボールをコントロールして組み立てるのが難しい試合でした。ミスが発生しやすい状況で、両チームとも前からプレスを掛けた試合でした。そのため、自陣ペナルティーエリア近くにボールを置かない、前にボールを蹴ることが増えました。立ち上がりに、松本にとっては(向かい)風のせいで守りにくい状況にあった中で、アンドリュー(ナバウト)のチャンスが生まれ、後半は相手が(追い)風を使ってプレスを掛けてチャンスを作ったシーンもありました。非常に激しい、局面での戦いのあった試合で、ロングボールの競り合いが多かった試合でもありました。ボールの競り合いでは五分五分の状況が多い試合でしたが、両チームともフェアに戦いました。ファウルの場面はアグレッシブさが出た場面で、悪意のあるものはなかったと思います。
この試合での浦和の選手たちをたたえたいです。試合によっては高い技術を見せ、またコンディションよく、やりたいサッカーをできることがあるが、本日は風に左右されました。例えば、ボールがよくすべるような雨の試合でもプレーはしにくい。そのような中では綺麗なサッカーができません。ボールに対して、顔ごと突っ込んでいくような姿勢を出す必要があります。その姿を見せることができたと思います。
≫ サイドの低い位置からの展開に苦しんでいた印象だが?
先ほど話したように、難しい試合の条件だったわけで、両チームともプレーしにくい状況がありましたが、そのような試合でも戦って制することが優勝するための条件です。難しい状況を乗り越えていくことが必要だと思います。
≫ 岩波 拓也を3バックの真ん中で起用した。その狙いは?
彼は良かったと思います。このポジションで昨季もプレーしたことがあります。岩波の場合は、左というより真ん中か右での起用を考えています。
松本 | スタッツ | 浦和 |
51% | ボール支配率 | 49% |
10 | シュート | 7 |
2 | 枠内シュート | 2 |
106.9km | 走行距離 | 104.5km |
160 | スプリント | 131 |
345(66%) | パス(成功率) | 360(64%) |
3 | オフサイド | 5 |
18 | フリーキック | 14 |
8 | コーナーキック | 6 |
0 | ペナルティキック | 1 |
警告:1 | 警告・退場 | 警告:1 |
浦和レッズサポのマッチレビュー
試合結果はレッズだったが、内容は完全に松本山雅の試合。
DAZN観戦だったが、今季ホーム開幕戦ということもあり、現地の熱気がテレビ越しに伝わってくるほどだった。
ホームの応援の後押しもあり、松本山雅の選手たちは試合開始から躍動。
半面受ける浦和は思ったようにかわすことができずに攻撃は沈黙。
松本山雅は、スカウンティングの裏付けから決められたタスクをピッチに立っている選手が迷いなくこなしていた印象。
後半に入っても松本山雅の守備強度は落ちずに継続できていたが、一瞬の隙を突かれ失点をしてしまう。
松本は、浦和がつなげないと見るや、ロングボールを蹴ってきたことに後手を踏んでいた。
アンドリューナバウトが前線にいる浦和の強みをリアリストのオリヴェイラ監督が勝つためにゲームプランを変えたことが功を奏した。
選手の動きが悪くても勝ち方を知っているオリヴェイラ監督の力で勝たせた試合だった。
試合内容は悪く、とても褒められる試合ではなかった。
ACL(アジアチャンピオンズリーグ)から中2日で、しかもアウェイで勝ち点3が取れただけでも良しとするべきだと思います。
相手の松本の方が良いサッカーをしていたと思います。
しかし、相手の決定力がなかったので助かりました。
内容悪くても勝つサッカー。
オリベイラ監督らしいサッカーなのかなと思います。
でも、今後が心配になるほど攻撃の形が出来ていませんでした。
この試合でもPK以外チャンスらしいチャンスがなかったように思います。
強いて明るい点を挙げるとすれば2年目の23歳柴戸選手と同じく2年目の19歳橋岡選手。
2人が頑張っていて、終盤になっても体力が落ちずに気合いが入っていました。
今後浦和の中心になって行く選手だと思います。楽しみです。
序盤は松本に押されまくっていたけど、リードしてからは盤石の試合運びだった。
ミシャ時代を経験しちゃうと攻撃は物足らなく見えるけど、PKでの1-0でも同じ勝ち点3。
良し悪しはシーズンが終わってからの判断する。
松本山雅サポのマッチレビュー
浦和は今季出だしにつまづいた印象があります。
2節を終えた時点で勝利なし。
松本は、勝ちたい試合でしたが残念な結果となってしまいました。
松本は攻撃の面でチャンス、決定機がありましたが、いずれも決めきれず。
逆に浦和は流れの中での攻撃はまだまだ噛み合っていないように見えますが、PKをきっちりと決めるあたり流石です。
PKを決めた興梠選手は、今季無得点でプレッシャーのかかる場面でしたがGK守田選手の真逆に蹴る落ち着きようでした。
橋内選手がハンドをとられてPKを与えてしまった場面は、決して責められるものではなくアンラッキーだったと思います。
むしろ頑張って守備に奮闘した結果だと感じました。
それよりも問題なのは得点がとれなかったことです。
攻撃陣の奮闘に期待したいです。
浦和はACL、山雅もルヴァンカップ明けとシーズン序盤の難しい日程の中での試合でした。
それもあって手堅い試合になったかなというのが感想です。
開始前のワクワクほどの刺激は受けることができませんでした。
風の影響も考慮するとあまりアグレッシブになりにくい試合だったと思います。
そんなコンディションでも確実な試合運びで勝利を持ち帰った浦和は流石と言って良いと思います。
山雅も要所では良いプレイもありましたが、浦和の方が個の技量で上回っている印象。
見せ場は少ないものの試合運びが上手かったです。
もっと浦和が攻めてきたら、山雅がカウンターでうまく出し抜くことを期待していたのに…
試合としては物足りなかったですが、長いシーズンを考えると山雅にとっては勉強になったゲームだと思います。
対戦相手の印象
両サポーターに相手チームの印象を聞いてみました。
山雅サポから見た浦和の印象
浦和というと攻撃のチームという印象ですが、今季はまだまだ噛み合っていない印象です。
成績も振るわずで、いま倒しておきたい相手でした。
前線のメンバーが変わったためか、攻撃面での連携がいまひとつのように感じます。
興梠選手と相性の良い武藤選手がベンチにすら入っていないのは意外です。
監督としては、アンドリュー選手を推しているとは思いますが結果が伴っていません。
まだシーズンは始まったばかりですが、ちぐはぐ感が残ります。
強い浦和が戻ってくるのか楽しみでもあり、心配でもあります。
今節の勝利でチームに勢いがつけばいいのですが、以前のように複数得点を毎回上げられるようなチームではなくなっているように思います。
個々の技量に優る浦和は流石に上手いチームだと思います。
この試合に関してだけで言えば「強い」「怖い」という印象は受けませんでした。
それだけに試合巧者ぶりが目立ちました。
リーグとACLの両方を狙うようなチームはやはりこういった試合で内容はともかく、確実に勝利を収めるのでしょう。
勝つことが何よりも重要だということを分かっているチームです。
浦和の昨年の試合はあまり見ていませんでしたが、守備が固くなった気がします。
従来の浦和は攻撃は良かったですが、守備にもろさを感じました。
今期はカウンターへのケアがうまく出来ています。
まだチームとして完成系ではないでしょうが、大崩れしなければ勝ち点を積み上げていきそうです。
自ずと上位に顔を出すようになっているのではないでしょうか。
ACLでメンバーを落としていることもあり、フルメンバーでは無かったが、守りの強さは松本が上回っていた。
正直言うと、埼玉スタジアムの雰囲気に負けさえしなければ、松本にとっては昇格初年度ほど恐れる相手でもない。
浦和は、今シーズン初勝利となったが、ACLのブリーラム戦以外ではあまりしっかりとした戦術が組めていない印象。
このゲームも浦和は1-0とリードしても、そこから攻めるのではなく、守るしかできないと言う悪循環になっているのではなかろうか。
ただ、どんな時でも勝ち点をとりあえず積み上げることが重要。
そういう意味では松本を上回ったと言えます。
相手が松本であったからこのようなゲームが出来ている、とも言える。
戦術があまりなく、また点を取っても守るだけの現状であれば、前節の札幌戦のようには苦しい戦いが予想されます。
浦和サポから見た山雅の印象
J1では久々の対戦だったが、相変わらず相手の長所を消すことが上手い反町監督のチームだった。
試合全体を通して全員がハードワークし、前線から積極果敢なプレスでコースを限定。
ボールを保持した選手には球際を厳しくチェックし、前半はゲームプラン通りに浦和のオフェンスを封じ込めた。
後半は浦和にゲームプランを変えさせるぐらいに守備で苦しめた。
しかし、浦和に先制されると打つ手があまりないように感じた。
今節のスタメンでは前線の選手では個で打開できる選手がセルジーニョ選手ぐらいしかいないため、想像力豊かなアタッカーが求められる。
後半投入された今季加入の町田也真人選手がフィットすればその問題も解消されそうなポテンシャルを感じる。
組織的な守備ができる強いチームだと思います。
結局、浦和が点を取れたのは後半のPK1点だけですし守備を完璧に崩せませんでした。
もし、松本が決定機を決めることができたならば結果は逆になったのかなと思います。
今日は風が強かったですが、浦和がもしコイントスで前半有利な風下の方を選ぶことができなければ負けていたかなとも思います。
松本は今年J2から昇格してきたチームでリーグが始まる前までは降格するのかなと思っていました。
でも、組織的な守備で守れているのでしぶとく生き残るのかなとも思いました。
また昨年のように残留ラインが高くなりリーグとして面白くなるのかなと思います。
どのチームも降格の可能性があるのが面白いところだと思います(サポーター的には辛いですが・・・)。
対戦相手で気になった選手
相手選手で気になった選手を聞いてみました!
浦和で気になった選手は興梠選手です。
浦和の攻撃といえば、興梠選手と言ってもいいほどに浦和の象徴ともいえる選手です。
ですが、今季は苦しんでいる感じが見てとれて気になります。
これまで連携の良かった李選手は横浜FMに移籍、武藤選手は試合から遠ざかっているのも影響しているのか。
これまでのような攻撃での躍動が見られません。
今節でのゴール、勝利から個人としてもチームとしても復調のきっかけを掴めるのか気になるところです。
山形から入ってきたが、今シーズンはまだリーグ戦での出番はない。
だが、そのパフォーマンスはJ1でもかなり通用するのではないか、と期待の声も高い。
上位陣相手にどれだけの活躍が出来るかが注目される。
長澤選手が印象的でした。
常に良い所に顔を出していて、山雅の攻撃がうまくいかなかったのはこの選手のせいだと言っても良いでしょう。
中盤の守備で貢献できる選手がいるのは試合を通してチームに安心感を与えてくれます。
攻撃でも技術の高さを披露し、一部セットプレーのキッカーも務めていたのでキーマンとなっておりました。
あとはその運動量を生かしてもっと前に出てくるプレーが増えると本当に怖い選手になると思います。
浦和はタレントが揃うチームだけに長澤選手の確実な仕事が重要になってくるでしょう。
前田大然選手がとても気になりました。
スピードがありとても良い選手だと思います。
しかも、まだ若いので今後も成長すると思います。
前田選手のスピードを生かしてゴール前で連携ができれば松本の攻撃はもっと良くなるのかなと思います。
前線からの浦和守備陣へのチェック・プレスは後ろでビルドアップする浦和には脅威だった。
前田選手は、今の松本の守備戦術には欠かせない存在になっている。
戦術ロナウドならぬ戦術ダイゼン。
よく言われるファーストディフェンダーの役割以上の働きだった。
オフェンス面ではカウンターの急先鋒だがドリブルまではすごく良いがシュートの正確性がやや低いイメージ。
見た目もプレー中の太々しさも東京五輪候補とは思えない逸材。
怪我せず浦和戦以外で活躍してほしい選手。
浦和の1サポーターとして気になる選手として高崎寛之選手が途中交代で出ているのを見た時とても懐かしく感じました。
浦和を退団してしばらく経ち、いろいろなチームを渡り歩いているみたいですが久しぶりに見ることが出来て嬉しかったです。
今日は途中から出てきて余り活躍出来ませんでしたが、今後、浦和戦以外で活躍して欲しいと思います。
次節にむけて
レッズ戦、正直勝ち点1は欲しかったところです。
浦和相手にここまで戦えた!という印象もありました。
前半は、山雅が押していたように思います。
後半はPKを献上してしまい失点。
試合展開が良かっただけに、とても痛い1点でした。
試合全体として、前田選手がよく走れていたし、攻めている時間も多かっただけに惜しい失点でした。
決定打にかけていたのは課題ですね。
でも、この試合運びが今後もできるならそこそこいい線行けそうです。
こういう試合展開だからこそ、レアンドロペレイラ選手が早く出てきて欲しいと思いました。
秘密兵器がずっと秘密のままで終わってしまう。
レッズ戦は、惜しい試合、悔しい結果となってしまいました。
でも、下を向いている時間はありませんよね!
水曜日には、ルヴァンカップG大阪戦が控えています。
週末には広島とのアウェイゲームです。
皆さん、忘れていませんよね。
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次節:サンフレッチェ広島戦【J1第4節 2019年3月17日】