松本山雅

J1-1st-第14節 鹿島アントラーズ×松本山雅マッチレポート

5月30日(土)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第14節

鹿島アントラーズ vs 松本山雅FCの試合。

この日の対戦相手は、鹿島アントラーズ。

前節を終了して、勝ち点は同じ『15』で、順位も11位、12位の対戦となった。

そして松本山雅は、前の試合、横浜FMに0-3で敗北。

連敗だけは避けたかったこの試合、結果は3-1でまたしても敗北。

その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。

試合前の監督・選手のコメント

松本山雅FC 反町康治監督

『鹿島はオープンな展開になると強い』

→今節の相手・鹿島の印象は?

鹿島は攻撃に人数を割く印象で、前線にも代表クラスのクオリティーを持つ選手が多い。

ジネイもフィットしてきている。

オープンな展開になると強い。

われわれとしてはクローズな展開にしないといけない。

厳しい試合になると思うが、相手の良さを消す展開に活路を見いだしたい。

松本山雅FC FW 39 阿部吉朗

『鹿島は昔からスタイルが変わらない』

→今節・鹿島戦に向けての意気込みは?

自分は茨城県育ちなので、高校のときに出場した国体でも周りは鹿島ユースばかりだった記憶がある。

鹿島は昔からスタイルが変わらないイメージがある。

アウェイだけど、地元でもあるし、友人・知人も見に来ると思う。

当然負けたくない。

試合に出るチャンスがあれば1本を確実に決めたいし、それが勝利につながれば最高。

鹿島アントラーズ DF 3 昌子源

『求められるのは守備だと思う』

今節の松本戦では、前節の浦和より攻められる回数が少ないぶん、求められるのは守備。

浦和戦の最後の失点もウチのラインが低いときに(西)大伍くんが飛び出して行ったことでスペースができた。

たぶん、大伍くんが前に出て右肩上がりになると思うので、自分は残って3バック状態でもいい。

相手はロングボールを蹴ってくるので、そこのカバーをしたい。

植田とかが自由に競られるようにしたい。

鹿島アントラーズ MF 8 土居聖真

『上位にいないということは堅いとは言えない』

今節の相手・松本にもスキはあると思う。

堅かったら負けていない。

上位にいないということは堅いとは言えないと思う。

ロングボールやセットプレーが強い。

そこを防げれば。

試合内容

立ち上がりからゲームは、大きく動く。

前半の5分。

自陣の右でFKを獲得すると、岩上選手がロングボールを供給する。

そのボールをペナルティエリア内で大久保選手が競り合う。

そのこぼれ球に反応した酒井選手が左足で蹴り込み、山雅が先制点を奪うことに成功する。

しかし、わずか2分後に鹿島の赤崎選手に決められ同点とされる。

その後は、ホームの鹿島に主導権を握られる展開となり、前半終了間際に赤崎選手に逆転ゴールを決められてしまう。

後半に入ると、岩上選手を中心に攻撃を仕掛けるも、ゴールを割ることは出来ない。

そして、アディショナルタイムにカウンターからダメ押しの3点目を決められて万事休す。

3-1で敗戦となった。

試合後の監督・選手のコメント

鹿島アントラーズ トニーニョ・セレーゾ監督

『最後にやっと決め切ることができた』

連勝する秘訣は単純。

勝つしかない。

特別に何かをやらなければいけないわけではない。

試合によっては、良い内容で試合をしていても最後のほうで失点をしてしまったり、チャンスを作りながらでもゴールという形でその努力を結び付けられないこともある。

実際、今日の試合も非常に危険な試合でもあった。

先に失点してから同点に追い付いて、そのあとスコアを自分たちの有利な状況に持っていったけど、そのあと何度も何度もチャンスを作りながら決め切れず、最後にやっと決め切ることができた。

相手は自分たちが持っているいろいろな特長を生かそうとしてくる。

僕にとって興味深いチームであるし、僕は相手を讃えたい。

セットプレーの部分など、自分たちが持っているいろいろな武器をどのように活用するか、徹底された部分が見受けられ、僕にとっては面白い相手だった。

鹿島アントラーズ FW 18 赤﨑秀平

『継続して結果を出せるように』

良いボールが来たので、点を取れたのは良かった。

→2得点取れた意味は大きいのでは?

出た試合、出た試合で結果を出さないといけない立場。

次の試合でもどうやって点を取るかを考えないといけない。

この2点でレギュラーを約束してくれるチームではないので、継続して結果を出せるように日頃から頑張っていきたい。

松本山雅FC 反町康治監督

『2ndステージで見返してやりたい』

結果は残念だったが、この試合に関してはグッドルーザーだと思いたい。

死力を尽くして戦った結果で、3失点目は鹿島はああいうオープンな展開になったらいくつでも得点できるチーム。

本当に最後の最後までよく頑張ったなと。

鹿島が優勝カップを掲げているころ、我われはまだ地域リーグにいたわけで、その歴史の差は十分にあると、承知の上で果敢に挑もうとゲームをした。

ただ、ほんの少しのところの差が大きな集合体となって開いてしまっているなと。

ただ、じゃあ我われはどうするかというと、今までやってきたことを全部リセットしてやるわけではなく、継続して自信を持ってやっていこうと思った試合でもある。

やっていることは間違っていないなと。

1stステージではうまくいかなかった浦和、横浜FM、鹿島などと、は2ndステージにも対戦機会があるので、見返してやりたいなと強く思っている。

松本山雅FC DF 3 田中隼磨

『一番大事な時間帯で毎回やられている』

一番大事な時間帯で毎回やられている。

そこは治さないといけないし、得点取ってすぐにやられるくらいなら得点しないほうがマシ。

もちろん集中しているのは当たり前で、スキを与えないことが大切。

ここまではそういう時間帯での失点が多過ぎる。

これは誰かの責任ではなく、チーム全員の責任。

オレ自身の責任でもあるし、同じミスを繰り返しているので、ちょっとチームとしての問題はある。

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