4月18日(土)に行われたJリーグ公式戦1stステージ第6節
モンテディオ山形 vs 松本山雅FCの試合。
この日の対戦相手モンテディオ山形に松本山雅は今だ勝利したことがない。
リーグ戦通算対戦成績は、3分け3敗。
去年J2での対戦成績は、2分けだった。
初勝利を目指したこの試合、結果は0-0でまたしても引き分け。
前節から3試合勝ちなしとなってしまった。
その試合を監督、選手のコメントを中心に振り返ってみたいと思います。
試合前の監督・選手のコメント
モンテディオ山形 石崎信弘監督
『オビナ、良い選手なんじゃろ?』
→松本の1トップを務めるオビナの印象について
どうなのだろう。よく分からない。
良い選手なんじゃろ?
→シャドーが昨季の船山から池元になった変化のほうが大きい?
あれは船山のチームだったから、昨季のチームは。
船山がキングで構えていて、ほかの人が一生懸命何かやっているような感じだった。
そこが池元になってどうなるのか。
モンテディオ山形 DF 17 當間建文
『ボムがクロスを上げればペースも握れる』
→キム・ボムヨンが右ウイングバックに入るときの生かし方などは?
ボム(キム・ボムヨン)は前に行くタイプ。
ウチがスペースを使って、ボムがどんどんクロスを上げるシーンが増えればペースも握れる。
そのあたりは自由に裏へ走らせたりしていきたい。
でも基本的に、ふなっしー(舩津)がやっていても、ヤマ(山田)がやっていても、裏に出すというイメージはずっと変わっていない。
松本山雅FC 反町康治監督
『ミラーゲームをするつもりはない(苦笑)』
→今節の相手・山形の印象は?
特長という特長はないが、チームとしてはわれわれよりもしっかりしているかもしれない。
苦しいJ2を勝ち抜いているし、選手も大きく変わっていないことが逆に良いのかも。
ミラーゲーム? するつもりはない。
4バックでやるかも(苦笑)
松本山雅FC MF 5 岩間雄大
『山形は似たスタイルのチーム』
→今節の相手・山形の印象は?
似たスタイルのチームという印象がある。
フォーメーションも同じ[3-4-2-1]だし、何より守備が堅いチーム。
そこを崩すためには自分たちの売りでもあるセットプレーを大事にしたい。
向こうもセットプレーは強いので、まずはやられないことを前提に、失点をしないで先制点を得られるか。
試合内容
ボールが風で押し戻されてしまう環境の中、前半は風下のエンドだった山雅。
序盤から両チームとも強風の対応に苦しむ展開となった。
前半6分、岩上選手がオビナ選手にパスを送る。
オビナ選手がペナルティエリア内から、走り込んできた前田選手にクロス。
前田選手のシュートは、ゴール枠を外れてしまう。
前半42分、田中選手のクロスを飯田選手がヘディングで合わせるがGKに阻まれる。
何度か決定機を作るも決めきれず、前半を折り返す。
後半8分、オビナ選手がペナルティエリア左からシュートを放つが、惜しくもゴールポストに阻まれてしまう。
一進一退の攻防となるが、山形の運動量が次第に落ちていく。
後半21分、オビナ選手がロングボールに反応して、ペナルティエリア手前からシュートを放つもGKに阻まれてしまう。
山形のこぼれ球を広い、攻撃を仕掛ける山雅だが1点が奪えない。
お互いに集中力を切らさず、スコアレスで勝ち点1を分け合う試合となった。
試合後の監督・選手のコメント
モンテディオ山形 石崎信弘監督
『松本の特徴を抑えてゼロにできた』
リーグ戦のほうで2連敗という形で、今日の試合、ホームでなんとしてでも勝ちたかった。
特に松本は長いボールとセカンドボールとセットプレーが特長で、(山形の)最終ラインは何回かピンチもあったが、ゼロに抑えられた。
ただ、攻撃のところでこれだけ風が強い中でどう相手を崩していくかというところ。
こういうゲームの中でどうチャンスをつかんでいくかというところをやっていかなければいけない。
モンテディオ山形 DF 31 高木利弥
『もっと運動量多く、前に前にいきたい』
前半は、前に前にという意識もあって何度かしかけられるシーンもあった。
後半は、チーム的にも徐々に足が止まってきて、自分の存在感もなかったので、90分をとおしてもっと運動量多く、前に前に行くということを意識してやっていきたい。
松本山雅FC 反町康治監督
『どちらに転んでもおかしくないゲームだった』
前半は風の影響で不利だったが、そのときのほうがうまくスペースを突けてチャンスを作れていたということは不思議。
後半はややラフなボールになって、それを拾われてのカウンターがあまりにも多かった。
どちらに転んでもおかしくないゲームだったが、山形のほうがスペースがあるぶんだけうまく決定機を作れたんじゃないかなと思った試合だった。
松本山雅FC MF 8 岩上祐三
『僕が決めていればよかったゲーム』
今日に関しては、僕が決めていればよかったゲームなので、正直この試合は僕の責任で引き分けになったというのが率直な気持ち。
気持ち的に焦った部分もあって、自分自身でコントロールできなかったという課題も浮き彫りになった。
ディフェンス陣はあれだけ抑えてくれたにもかかわらず、攻撃陣が得点できなかったことは責任を感じている。
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