今節は名古屋グランパスとの一戦でした。
2戦続けてのアウェイ戦、リーグ2位の名古屋との試合です。
前節の鹿島戦は、守備の壁が決壊したように5失点と大惨敗でした。
1週間という短い期間で守備組織とメンタルを回復できるのか心配でした。
名古屋には2017年のときに5-2で負けています。
あの悪夢が甦る…
でも、そんな心配は無用でした!
4試合ぶりの得点を決め、勝利をもぎ取りました。
田中隼磨選手のJ1リーグ400試合出場を勝利で祝うことができました。
この試合のマッチレビューを名古屋グランパス、松本山雅、お互いのファン・サポーターに聞いてみました。
目次
両サポーターが試合を見て感じたこと
この試合、前節の鹿島戦からスタメンを1人入れ替えて臨みました。
- パウリーニョ →藤田
藤田息吹選手が第4節以来の先発出場となり、2試合続けて中美選手が左ウイングバックでの出場になりました。
名古屋は、エースのジョー選手が負傷による欠場でした。
松本は、試合開始から守備意識高く守れていました。
特に隼磨の気合がスゴかった。
前節のプレイを挽回するかのごとく、守備に攻撃に奔走していました。
後半、副審に叫ぶ姿にこの試合にかける気持ちを感じました。
藤田もこれまで以上の密着ディフェンスで、名古屋のシミッチ選手と長谷川選手をイライラさせることに成功します。
前半は、かなりゴール前でボールを繋がれる展開でしたが、シュートは打たせません。
前半16分、日本代表に選出された前田選手のロングカウンターから一気に仕掛けます。
流石のスピードでぐんぐんとボールを運び、ペネルティ近くでつぶれると、彼がそこにいます。
そう、杉本太郎さんです。
杉本選手の左足でのコントロールシュートがゴールに突き刺さります。
名古屋のFKを守ったあとのロングカウンターでした。
杉本→ 前田→ 杉本の2人だけでゴールをGet!
槍のごとくシンプルな攻撃で得点を奪うことに成功します。
前半は松本のペースでした。
しかし、後半は名古屋の攻撃が復活します。
その中心にいたのが前田直輝その人です。
松本が育てたといっても過言ではない前田直輝が恩返し弾を狙ってきます。
うちに居たときよりも変態度合いが増したドリブルでペナルティエリアに進入されます。
正直、中美には荷が重い相手でした。
明らかに前田直輝が試合の流れを変えました。
彼が前半から出ていたら、結果は違っていたかもしれません。
高橋が抜けた今の左サイドはどう見ても穴です。
狙われたら怖い場所だったので、よく守りきったと思います。
好調の名古屋から早い時間での得点になりましたが、しっかりと守りきりそのまま0-1で勝利。
名古屋にとってはホーム初失点ということで多少動揺もあったのかもしれません。
5試合ぶりの勝利でした。
鹿島戦の敗戦を間近で見たあとの勝利は格別でした。
試合展開としては、サッカーを知っている人であれば100人中100人が予想するような展開になるだろうなと私も予想していましたし、実際にそういう試合になりました。この高温多湿の中で唯一勝つ方法があれば、これしかないということで焦点を絞って、この1週間は(前節・)鹿島戦の反省も含めて、途中にはルヴァンカップもありましたけど、やってきました。
その成果が少なからずピッチ内で出せたことをうれしく思っていますし、決定力うんぬんと言われている中でフィニッシュまで持っていって、枠にいったかどうかはクエスチョンですけど、われわれの意地は出せたかなと思っています。
≫ 「焦点を絞った」という話があったが、この試合におけるポイントを言える範囲で。
まだ(名古屋との)試合があるので詳しくは言えませんけども、もう一度、自分たちの良さや持っている武器をどう生かすか。それをいろいろと足して掛けて割って、出した答えをトレーニングに落とし込んでやっただけのことです。ほとんどはうまくいかないんですけど、今日は珍しくうまくいったという試合でした。次も地獄のような試合になると思うので頑張っていきたいと思います。
引用元:
Jリーグ公式
スポーツナビ
1つのミスで、自分たちでゲームを苦しめてしまった。そして逆に1点をちゃんと取り返せなかったということ。そこのところはまだまだ質を高めないといけないと思ったゲームでした。
≫ ハーフタイムに「浮き足立たないように」という指示をしたが、意図は?
浮き足立ったという表現が良かったかどうか分かりませんが、それよりも自分たちが崩せなかったのは、スペースに逃げていたこと、それと前線の選手が受けることができなかった。それは何かと言うと、DFと同じ動きしかしていないこと。一番はそこのところでいつもどおりやれと、それを指示しました。特に前線の選手がいつもどおりやっていないということ、そこが一番です。
≫ ボールを止めるミスも目立ったが?
そこは間違いなくあるところで、やっぱりそういうミスをする選手には口酸っぱくその技術を改善するように言っていますけど、まだまだ足りないなと分かって、次から改善してくれればと思います。全員ではないですけど、まだまだそこのところは足りない。だから逆に言うと、われわれの攻撃はまだまだ速くなると思いますので、そこはもっと突き詰めたい。後半でも、自分たちがうまく崩していても最後のところで足元に入らなかったり、そういうところがまだたくさんあるので、そこをしっかり意識を高めてやっていかないといけないと思いました。
名古屋 | スタッツ | 松本 |
69% | ボール支配率 | 31% |
12 | シュート | 9 |
1 | 枠内シュート | 2 |
108.7km | 走行距離 | 112.8km |
114 | スプリント | 152 |
751(85%) | パス(成功率) | 252(61%) |
2 | オフサイド | 4 |
24 | フリーキック | 9 |
4 | コーナーキック | 7 |
0 | ペナルティキック | 0 |
警告:1 | 警告・退場 | 警告:2 |
グラサポのマッチレビュー
昨年の下位争いが嘘のように上位レースに食い込み続ける名古屋グランパス。
今回は豊田スタジアムでの万全を期しての試合でしたがなんと7試合ぶりの黒星となってしまいました。
やはり気になったのはエースであるジョーの欠場です。
早々に先制点を奪われ、立て直そうと前田、榎本、マテウスと次々と攻撃の切り札をきったもののなかなかお互いのプレーがかみ合わず、得点に至らなかった印象です。
前田のクロスバーに弾かれてしまったシュートや試合終了間際にシミッチが放った一撃もあと少し、というところで集中が切れてしまっていたのかなと感じざるを得ません。
後半攻撃を仕掛けるも逆に重心を戦略的に下げて臨んだ松本が、試合を終始制していたと思います。
風間氏と反町氏、自分にとっては小学生時代にボール蹴った経験のある監督対決なのでスタジアムで観戦しました。
正直グランパスはジョー云々より走り負けな印象です。
赤崎選手がハーフタイムで交代になってましたが、正直マテウスか前田でよかったんじゃないかなとつくづく思いました。
赤崎選手に関しても、高校、大学と見てきましたが、出れるチームに行った方がいいのかなとは思います。
もう一皮剥けるには年齢的に遅いかもしれないですけど、多分グランパスにいても厳しいかな…そんな印象になります。
気温が高く消耗戦になるのはわかってたので、正直マテウスを早く入れてゴリゴリ力押しで削ってもよかったとは思いますが、負けたときは何言っても仕方ないです。
松本に敗戦ということでとてもショックです。
松本は前節鹿島に5失点と大敗していたので、今節もそれを引きずって楽に勝てるのでは、と正直舐めていました。
勝負の世界はそんなに甘くないですね。
名古屋は、前半ボールを支配していたにも関わらず全然チームが機能せずシュート0
前半が終わった時点で各選手の走行距離も上位7人がすべて松本の選手という体たらくぶり。
開幕してからこのような試合展開はなかなかなかったので、選手たちも戸惑っていたのではと感じました。
ボールの出してと、受け手の呼吸も合わず、3人目の動きも少ない。
ダイレクトやワンタッチのパスも少なかったです。
この試合で今シーズンホーム初失点。
初黒星となりましたが選手たちには切り替えて優勝を目指して欲しいと思います。
山雅サポのマッチレビュー
前節の鹿島戦の敗戦を引きずっていないか心配でした。
しかし、そんな心配はいらなかったようですね。
攻撃的なスタイルの名古屋相手に、松本らしい戦い方ができていたと思います。
名古屋はポゼッションスタイルのサッカーですが、相手の良いところを出させないように頑張っていました。
積極的にプレスに行って、守るべきところは全員で守る。
松本の得点シーンに関しても、カウンターでした。
日本代表にも選ばれた前田選手がドリブルで相手陣地まで運びますが、そのスピードに驚かされました。
うまく守られるかなと思いましたが、前田選手が粘り強く競い合ったこぼれ球を杉本選手が決めました。
前半は名古屋にほとんど仕事をさせてなかったと思います。
後半は少し攻め込まれますが、しっかりと守れていました。
松本らしいサッカーで上位チームに勝つことができ満足です。
好調名古屋のホームゲームということもあり、山雅の苦戦を強いられることが予想されたゲーム。
しかし、松本山雅が金星を手にしたのは偶然ではなく必然だったと思います。
「練習から負荷をかけていてチームとしての強度をしっかり上げていた」との反町監督の言葉通り、厳しい暑さの中で全員が90分手を抜くことなく相手より走りぬいた成果が出た試合だったと思います。
1点目も自陣ゴール前での奪取から前田大然のロングカウンターでの粘り、すばやくこぼれ球に反応した杉本選手の判断は素晴らしかったと思います。
松本の理想通りの展開が生まれたことで一気に勢いがつきましたね。
名古屋の前半は、持ち前の勢いと迫力がいまいち物足りなく、全体として硬さが出てしまったのが悔やまれます。
一瞬の隙をついた山雅の高速カウンターでの先制点が最終的に勝負を分けました。
これぞ松本と言える完勝でした。
前半から名古屋に押し込まれる展開となり、いつ失点してもおかしくないと思われました。
それでも一瞬の隙をついた得点は見事の一言です。
日本代表に選出されてノッている前田選手のドリブルは素晴らしかったですが、そこでこぼれてきたチャンスを確実に仕留めた杉本選手の冷静さも流石です。
その後は名古屋が攻勢を強めるかと思いましたが、松本のカウンターを気にして、名古屋もうかつに攻めきれなかったように感じました。
それが決定的な仕事をさせなかった要因であったと思います。
やはり積極的な守備と相手に警戒させるカウンターは松本の生命線だと再確認することになりました。
暑さの中で自分たちのサッカーをした松本の選手に拍手を送りたいです。
対戦相手の印象
両サポーターに相手チームの印象を聞いてみました。
グラサポから見た松本の印象
名古屋グランパスサポーター側からするとまさかの黒星でしたが、ひとえにゴールへの執着心の差が出てしまったのかなという印象です。
2位で連日勝利が続いていた名古屋グランパスに対して、13位の松本。
ひるまず攻撃を積極的に仕掛けてきた感じを受けました。
後半グランパス側が色々と攻撃への手を尽くしていったのに対して、松本の得意の組織力を生かした鉄壁の守備がうまく機能していたと思います。
試合当日はかなりの暑さで集中力も欠けがちだったと思います。
スタミナ切れだったグランパスに対して、“必ず勝つ”という野心をまざまざと出してきた松本が一枚も二枚も上手だったなあというのが、残念ですが正直な感想です。
下位グループに飲み込まれる寸前で生きながらえたなとは思いますが、普通に走力で上回ったのが勝因の一つでしょう。
しぶとく頑張ったのが勝ちに繋がったのではないでしょうか。
地元の藤田息吹、それから準地元の杉本太郎。
高校時代を見ている2人が今季から新加入で、松本山雅の試合を観戦するならこの2人は見たかったと思っていたので見れて良かったです。
藤田は良かったんじゃないでしょうか?
次があると思います。
杉本は点取った以外は消えてたような気もしますが、高校時代もこんな感じでしたし、価千金のゴールを奪ったので彼もまたチャンスが貰えるでしょう。
前田大然選手も山梨学院時代に何度かフェスティバルでみましたが、相変わらず速いのが印象的でした。
レアンドロがうまくハマったらもっと活きるとは思うが、なんとも言えないところです。
早めに高崎入れてもいいんじゃない?とは思いました。
前半16分に先制点を奪ってからその後の松本の選手たちは自信を持ってプレーしているように感じられました。
前田大然選手のスピードを活かしたカウンターから杉本選手が得点しましたが、まさに狙い通りだったのではないでしょうか。
前半は名古屋に少しボールは持たれましたが、チーム全体としてどうやって点を取るのか、そしてどうやって守るのか、意思統一がしっかり出来ていたように感じました。
名古屋にボールを持たれていてもやりたいことがやれていたし、奪ってからの最初のパスも良く繋がっていたそんな印象です。
そして選手全員のハードワークが光りましたね。
試合に勝ちたい、そんな強い気持ちが伝わってきました。
走力と最後は体を張った守備がとても印象的でした。
山雅サポから見た名古屋の印象
今シーズンは抜群の攻撃力を発揮している印象の名古屋。
前回大敗したからか、余計に名古屋が怖く思えました。
しかし、前半はほとんど仕事をさせてなかったと思います。
やはりエースのジョー選手が欠場というのが大きかったのでしょうか。
もちろん他にも良い選手が多いですけど、前半はそこまで強いという感じではないと感じました。
後半になると、やはり上位チームだなと思うことに。
攻め込まれる時間が多くなりました。
ボールを運ばれてチャンスを作られたり、細かいパス回しからゴールに攻め込まれる機会が多くなりました。
そんな中でも、松本はカウンターからチャンスを何度か作れていたと思います。
かなりシュートを許しましたが、なんとか守り切ることができました。
個々の能力では、名古屋は松本よりも上だと感じました。
名古屋は自慢の攻撃陣とホームでの抜群の相性を考えると、下位の松本には大差で勝つことを目論んでいたと思います。
しかし、先日のルヴァンカップでのジョー選手の負傷が結果的に大きな痛手になったと思います。
シミッチ、シャビエルはじめ外国人選手がチームの中核をなす名古屋にとって、ジョーの欠場がどのように左右するか注目でした。
まさかのホームでの敗戦という悪夢にその存在感の大きさを改めて感じたと思います。
厳しいプレッシャーの中でもパーソナルな空間を作り、数少ない決定機でも仕事をする技術の高さとシュート精度。
高さを生かしたポストプレーやアイデア豊富な連携面での柔軟性がこの日の試合では影をひそめ、特に前半の出来の悪さがこの日の勝負を分けたと思います。
絶対的なストライカーであるジョー選手がいなかったことでフィニッシュの部分の脅威はやや足りませんでしたが、それでも多彩な攻撃を仕掛けてくるのは風間監督のサッカーが高いレベルで浸透しているからでしょう。
交代選手で流れを変えることも出来ていたのでチーム全体でやるべき事は理解できていると思います。
ですが松本の術中に嵌ったところも風間サッカーらしいと言えなくもないですが、より上を目指すならこういった試合で勝ち点を拾うことも必要になってきます。
個人的には名古屋は注目しているチームの一つですのでその中で松本が課題を洗い出したことは誇りです。
次々と新しい選手が出てきているので今後もまだまだ強くなるチームではあるでしょう。
今節欠場となってしまったジョー選手や前節にスーパーゴールを決めているマテウス選手、柏から移籍してきた中谷選手や川崎から移籍してきた赤崎選手そして途中出場で見せ場を作った前田選手、ベンチも含めて素晴らしいメンバーが揃っているチームという印象です。
そして、風間監督の印象も強いです。
今年で就任3年目、川崎時代に強さを見せたポゼッションサッカーを名古屋でも貫いています。名
古屋はそんな豊富やタレントと名将の風間監督の貫くポゼッションサッカーが融合しているチームです。
昨シーズンまでの2年間で築いた土台に個人の高い技術が加わった勢いのあるチームという印象を持ちます。
対戦相手で気になった選手
相手選手で気になった選手を聞いてみました!
気になった選手は前田大然選手です。
彼の特徴は何といってもスピードですが、今日の試合もベンチに下がるまで名古屋にとってとても脅威となる存在でした。
走行距離とスプリントも全選手の中でトップでしたし、最後まで運動量も落ちず、今日の松本の勝利は彼の存在があってこそだと感じました。
コパアメリカの代表にも選ばれましたし、相手チームの選手ですが恐れ入りました。
これからも代表でそして世界で戦える選手に成長して欲しいと思います。
藤枝東出身の藤田息吹。
高校1年から見ている選手で、エスパルスではチャンスすらもらえなかったので、愛媛からステップアップできて良かったなと思っていました。
ここのところポジションを失ったのか、怪我なのかはわからないですが出てなかったので、スタメンで起用された時は嬉しかったです。
彼が暑さの中でハードワーク、献身的に動いたのが、松本山雅には良かったのでしょう。
正直この試合にだけ関していえば、愛媛FCの1年目の調子良かった時期に匹敵する出来だったと思います。
やはり決勝点を決めた杉本太郎選手です。
前半早々に並み居る選手の攻撃に競り勝ってこぼれ球から決めたゴールは敵チームながらそのしぶといプレースタイルに圧巻でした。
元々は前田が攻めてきたところでの球を生かしたゴールでしたが、チャンスを逃さなかったのはさすがだと思います。
松本はもともと黒星が続いており、なんとしても勝ちたいという雰囲気がチーム全体に溢れていた結果が、彼の素晴らしいゴールに繋がっていったのかなと思います。
名古屋の攻撃の中心はシミッチ選手かなと思いました。
パスがうまくて、一瞬で流れを変えれる選手です。
攻撃だけでなく守備も上手く、運動量も多い。
どこのチームも欲しがるような選手ではないでしょうか。
同じく中盤の米本選手も良い選手です。
彼も攻守のキーマンだと思いますね。
攻撃にも守備でも、彼が奮闘しているシーンを良く目にします。
最後に名古屋にも前田選手がいますが、途中出場で出てきて流れが変わったように思いました。
サイドから彼にボールを運ばれて、チャンスを作られていた気がします。
良い選手が揃っていて、名古屋が強い理由が分かりました。
松本の前田選手がこの試合では輝いていましたが、後半投入された名古屋の前田直輝選手は高いポテンシャルでチームに違いを生み出していましたね。
前線での華麗で素早いパスワークは名古屋の生命線ですが、前田選手はそこにドリブルでの推進力とプレッシャーで果敢にトライし、何度もチャンスを演出していたのは流石です。
わずかな差でクロスバーを叩きましたが、彼を経由した瞬間は得点の匂いが一番しました。
好調のマテウス選手と同様に、もっと早い段階での投入があれば違った結果になったかも知れませんね。
途中出場で見せ場を作った前田選手です。
前田選手は今節の対戦相手である松本が古巣の選手です。
今でこそ松本の前田選手といえば前田大然選手が有名ですが、名古屋の前田直輝選手もまた松本時代にブレイクした選手になります。
今節も古巣相手に脅威を与えていたと思います。
60分には、長谷川選手とのワンツーからゴールに迫る場面が印象的でした。
ドリブルでの推進力は大きな武器だと感じます。
日本代表入りも夢ではない選手だと気になっています。
シャビエル選手は、Jリーグの中でも屈指の違いを生むことができる選手だと改めて感じました。
彼がボールを持つことで名古屋のサッカーにエンジンが掛りますので絶対に欠かすことができない選手だと思います。
この試合ではフィニッシュを任せることができる選手がいなかったことで決定的な仕事をすることはできませんでしたが、今後は他の選手がシャビエル選手を生かすパターンからの得点も期待したいです。
シャビエル選手が活躍出来なかったことは松本にとっては幸運だったのでしょうが、もっと見たい選手です。
2戦続けてのアウェイ遠征
豊田スタジアムもサッカー専用スタジアムとあって見やすいです。
夏場は、バックスタンド、アウェイゴール裏に直射日光が直撃するので回避しました。
メイン3階の自由席での観戦でした。
ちょうどいい距離感で試合を見ることができます。
3万人いかないくらいの入場数だったので、自由席も空いていました。
杉本選手のゴールもバッチリ見ることができました。
5試合ぶりのアルプス1万尺も良かったですね。
この試合、前田直輝選手を見られて本当に良かったです。
かなり印象の悪い移籍でしたが、試合後挨拶に来てくれました。
改めて上手いと思いました。
変態ドリブルに磨きをかけて名古屋で躍動していました。
顔つきも凛々しく、ギンギラではなく、ギラギラした顔つきになっていました。
サッカーは、競技人生が短いので少しでも自分のプレイができる場所で活躍してほしいです。
次節にむけて
名古屋相手に5試合ぶりの勝利でした。
これで5月が終わります。
5月の成績は1勝1分2敗でした。
第13節を終わっての2015年との比較です。
順位 |
勝点 |
勝 |
分 |
敗 |
得点 |
失点 |
得失点差 |
|
2019 |
12 |
15 |
4 |
3 |
6 |
7 |
16 |
-9 |
2015 |
12 |
15 |
4 |
3 |
6 |
13 |
16 |
-3 |
順位、勝ち点ともに2015年と一緒です。
しかし、2015年は14節以降6連敗という長いトンネルでした。
ここからが正念場です。
ホーム3試合とも残留争いをしている相手との戦いです。
名古屋戦でもペレイラが腰を気にしていましたし、岩上が試合終了後に足を引きずっていました。
総力戦になることは必至です。
そして、6月は前田大然が代表遠征で抜けます。
攻撃陣の奮起が必要ですし、WBの守備にも不安が残ります。
リーグ戦折り返しとなる6月が鬼門になりそうです。
次節は、清水エスパルスとの試合です。
対戦成績は、4勝2分0敗と相性が良い相手です。
2015年の対戦成績も唯一勝ち越している相手です。
しかし、油断はできません。
清水は監督も変わり、今節は仙台に逆転勝ちしていて、流れが変わりつつあるチームです。
ここで何としても叩いておきたい相手の1つです。
清水にしっかり勝って、うちが流れを掴みたいですね。
前節:鹿島アントラーズ戦【J1第12節 2019年5月18日】
次節:清水エスパルス戦【J1第14節 2019年6月1日】